今日の「まっこリ~ナのカフェボンボン」の本棚は、ディック・ブルーナさんの本を。
オランダの絵本作家・ディック・ブルーナさんが2月16日に亡くなられました。先日も、うさこちゃん(ミッフィー)の絵本をご紹介したばかりでした。
世界中の子どもたちに愛を届けてくれたブルーナさん。今日は以前ご紹介した素敵な本をもう一度お届けします。
『ディック・ブルーナ 夢を描き続ける力』
著者:ディック・ブルーナ
出版社:KADOKAWA
60年以上もミッフィーを描き続けてきたわけは? ブルーナカラーはどんな意味があるの? ミッフィーの作者ディック・ブルーナさんの言葉が、夢を追い続けることの大切さを教えてくれます。
ミッフィーの目は2つの点、口は1つのバッテン。たったそれだけ。でも、シンプルなものほど奥が深いもの。
1枚のミッフィーを描くのに100枚以上もスケッチをするそうです。子どもたちは口の形やひと粒の涙にミッフィーの気持ちを敏感に感じとって、嬉しくなったり悲しくなったりするのでしょうね。
「私の描く線は、心の震えです」シンプルな手描きの線にブルーナさんの真摯な思いが込められています。
「自分の中にいつまでも残っている小さな男の子」のために絵本をつくってきたというブルーナさん。この男の子の気持ちがミッフィーの物語を通して伝わってくる。大人になった読者の中に残る小さな男の子や女の子の心にも。
ねこの絵はあまり得意でないことや枠のある窓辺が好きなこと、そんな楽しい秘密も教えてくれる楽しい一冊です。
こちらの本もぜひどうぞ。
*【日曜日の絵本】冬にオススメの絵本『ゆきのひのうさこちゃん』
*ブルーナの愛蔵版クリスマス絵本
ディック・ブルーナさんのご冥福をお祈りいたします。
Love, まっこリ〜ナ
***
「まっこリ~ナのカフェボンボン」を読んでくださってありがとうございます。「カフェボンボン」が心ときめく本との出会いの場となりますように。
*朝読書のすすめ『まっこリ~ナのCafe BonBon』連載一覧はこちらです。
https://asajikan.jp/topics/cafebonbon/
朝読書のすすめ『まっこリ~ナのCafe BonBon』はこちら>>