今日の「まっこリ~ナのカフェボンボン」の本棚は、『警察犬になったアンズ』。
飼い主に捨てられたトイプードルが数々の試練を乗り超え警察犬に! 茨城県初の小型警察犬が誕生するまでを描いた感動的なノンフィクションです。
『警察犬になったアンズ』
著者:鈴木博房
出版社:岩崎書店
犬のベテラン指導士・鈴木さんの家に生後3カ月のトイプードルがやってきました。さっ処分寸前でふるえていた小さな子犬を引き取ったのです。
鈴木さんはメスの子犬をアンズと名づけ大切に育てます。警察犬のシェパードたちもアンズを温かく迎えてくれました。
やがてアンズも警察犬を目指して訓練を始めます。先輩のシェパードを見習いながら、その高い能力を開花させていくがんばりやさんのアンズ。小さな体では難しい訓練もあきらめずに乗り超えていきます。
こんなにかわいらしいトイプードルが警察犬!? 本当に試験に合格できるのかな? そんな疑問や心配を見事に覆してみせたアンズと鈴木さん。
大型犬では見逃すかもしれない小さなものを発見できる可能性があるなど、小型犬ならではの利点もあるそうです。ショッピングモールや駅のような人が多くいる場所での活躍も期待されているんですって。
警察犬の仕事もよくわかります。本の対象年齢は小学校中学年から。小さな警察犬に勇気をもらう一冊です。
Love, まっこリ〜ナ
***
「まっこリ~ナのカフェボンボン」を読んでくださってありがとうございます。「カフェボンボン」が心ときめく本との出会いの場となりますように。
*朝読書のすすめ『まっこリ~ナのCafe BonBon』連載一覧はこちらです。
https://asajikan.jp/topics/cafebonbon/
朝読書のすすめ『まっこリ~ナのCafe BonBon』はこちら>>