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世界的ベストセラーの感動作『ある小さなスズメの記録』

 

今日のカフェボンボンは、文庫新刊『ある小さなスズメの記録』

小さなスズメと老婦人の12年間の交流を描いた実録。作家・梨木香歩の新訳で話題をよんだ名作が文庫になりました。

20150128

ある小さなスズメの記録
著者:クレア・キップス/訳:梨木香歩
出版社:文藝春秋

第二次世界大戦中のロンドン郊外、キップス夫人は生まれたばかりの小雀を見つける。

あくる朝、瀕死の状態にあった小雀は、夫人の手厚い看護によって生き返り、陶製のゆりかごの中から朝食をねだって鳴いていた。その日以来、彼女とスズメが片時も離れることはなかった……。

夫に先立たれたピアニストのクレア・キップスは、小鳥をクラレンスと名づけ、深い愛情を注いで育てます。やがて、クラレンスは戦時下の人々の心を慰め、不安に怯える子どもたちを喜ばせる存在となるのです。

クラレンスの生涯はとてもドラマチック。キップス夫人の愛しい相棒として、子どもたちの人気者として、小さなスズメが果たした役割の大きさに胸を打たれます。

クラレンスの「朝時間」は、早朝の歌。
キップス夫人のピアノで学んだ素晴らしい歌声です。

Love, まっこリ〜ナ

 

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小説から絵本まで、編集者が選ぶ”朝読書”におすすめの1冊
Written by

まっこリ〜ナ

編集者・ライター

出版社勤務を経てフリーランスに。図鑑や写真集、子どもの本や雑誌などの編集に携わる。本がくれる愛のチカラを糧に生きる日々。いちばん好きな本の主人公は長くつ下のピッピ。
趣味は草花園芸、編み物、ランニング、スポーツ観戦。

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