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新訳でよむ名作怪奇小説『ジキルとハイド』

 

今日のカフェボンボンは、新刊『ジキルとハイド』

イギリスの作家・スティーヴンソンの小説。
善と悪、理性と欲望との葛藤を描いた古典的名作が新訳で登場です。

20150210

ジキルとハイド
著者:ロバート・L・スティーヴンソン/訳:田口俊樹
出版社:新潮社

人の「心の闇」。それはこの世でもっとも恐ろしいもののひとつかもしれない。誰からも見えなくて、本人さえも知り得ない。本書で描かれるのまさに心の暗部、ジキル博士の魂の葛藤です。

高名な医学博士にして善良な紳士ジキル氏が、邪悪な男ハイド氏に翻弄されていく。慈悲心のかけらもない野卑な顔。悪の権化のようなハイド。

人にいつまでも残る嫌悪と恐怖を抱かせる。ハイドには誰をもを不愉快にさせる何かがある。それはいったい何なのか……?

有名なストーリーですが、あらためて読むと相当怖い。ジキルとハイドみたいだね、なんて気軽に言えなくなりそうです。

Love, まっこリ〜ナ

 

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小説から絵本まで、編集者が選ぶ”朝読書”におすすめの1冊
Written by

まっこリ〜ナ

編集者・ライター

出版社勤務を経てフリーランスに。図鑑や写真集、子どもの本や雑誌などの編集に携わる。本がくれる愛のチカラを糧に生きる日々。いちばん好きな本の主人公は長くつ下のピッピ。
趣味は草花園芸、編み物、ランニング、スポーツ観戦。

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