今日のカフェボンボンは、新刊『ジキルとハイド』。
イギリスの作家・スティーヴンソンの小説。
善と悪、理性と欲望との葛藤を描いた古典的名作が新訳で登場です。
『ジキルとハイド』
著者:ロバート・L・スティーヴンソン/訳:田口俊樹
出版社:新潮社
人の「心の闇」。それはこの世でもっとも恐ろしいもののひとつかもしれない。誰からも見えなくて、本人さえも知り得ない。本書で描かれるのまさに心の暗部、ジキル博士の魂の葛藤です。
高名な医学博士にして善良な紳士ジキル氏が、邪悪な男ハイド氏に翻弄されていく。慈悲心のかけらもない野卑な顔。悪の権化のようなハイド。
人にいつまでも残る嫌悪と恐怖を抱かせる。ハイドには誰をもを不愉快にさせる何かがある。それはいったい何なのか……?
有名なストーリーですが、あらためて読むと相当怖い。ジキルとハイドみたいだね、なんて気軽に言えなくなりそうです。
Love, まっこリ〜ナ