10月18日:今日は「統計の日」
私たちの周りには、さまざまなジャンルのデータを集計した統計があり、そこから平均値をだしたり傾向を知ることで、開発や対策に役立っていますよね。
そして、国内の統計の中核機関といえば「総務省統計局」ですが、この統計局のホームページでは、私たちの暮らしや仕事に関するさまざまな「統計データ」が公開されていること、ご存じですか?
特に、家計の収入や支出,貯蓄や負債などを毎月調査している「家計調査」は、私たちの暮らしに関わる統計データが満載で、見てみるととっても面白いんですよ♪
男性は缶コーヒー、女性はおうちコーヒー?”へぇー”が見つかる「家計ミニトピックス」
「家計調査」とは、「一定の統計上の抽出方法に基づき選定された全国約9千世帯の方々を対象とした、家計の収入・支出,貯蓄・負債などの調査」のことで、統計局により毎月実施されています。
食費、交通費、書籍費や娯楽などにいくらくらい使われているか、また、貯蓄や負債がどのくらいか。そして、それが年々どう推移しているか。
これらの調査結果は、景気動向を把握したり、国や地方がさまざまな基準を決めたりする以外に、民間の企業でも、トレンドを把握するデータとして活用されていますが、統計局のホームページで閲覧したりダウンロードしたりできるんですよ。
単身世帯や、2人以上の世帯など、世帯人数別ごとに、何にどのくらいお金を使っているかなどを見ることができるので、世の中のトレンドを知りたいときはもちろん、「自分のお金の使い方って一般的なのかな?無駄使いしてるのかな?」と思った時、のぞいてみると、節約のヒントが見つかるかもしれませんね♪
「数字を読むのがニガテ!」という方には、毎月更新されている「家計ミニトピックス」がおすすめ!
「家計ミニトピックス」では、「秋の味覚 『鮭』」「ミネラルウォーター」「ヨーグルト」「コーヒー」「読書」「旅行」など、私たちにとっても身近なテーマについて、家計調査の結果から読み取れることが、わかりやすいトピックでまとめられています。
例えば、2014年1月のトピックは「コーヒー飲料への支出」。
このレポートによると、1世帯あたりのコーヒー飲料(缶コーヒーやパックのコーヒー飲料など)への支出が、2013年3月から増加しているそうですが(コンビニコーヒーの普及)、缶コーヒーなどのコーヒー飲料は、男性の支出が多いのにくらべ、コーヒー豆やインスタントコーヒーなどは、女性の方が支出が多いのだろう。
つまり、女性は男性に比べて、自分で コーヒーを入れて飲むことが多いのでは、という見解付きでまとめられています。確かにそんな印象がありますが、実際の統計データに基づいているので、納得感がありますよね!
1~2ページの読み物なので、数字がニガテな方でも大丈夫!毎月続けてみていると、世の中の傾向がなんとなく把握できたり、おしゃべりのネタとしても使えるかも。
これら以外にも、さまざまな統計データが満載の「統計局ホームページ」。実はとってもおもしろいので、ぜひ一度のぞいてみてください♪
「統計の日」とは?
1879年9月24日、日本で初めての近代的生産統計である府県物産表に関する太政官布告が公布されたことが由来で、国民に統計の重要性を知ってもらうための記念日として1973年7月3日の閣議で決定した。