今日のカフェボンボンの本棚は、『スマホをやめたら生まれ変わった』。
誰かがスマートフォンをチェックし始めて会話が中断してしまう。そんな生活にウンザリしたカナダ在住の女性ジャーナリストが、31日間のインターネット断ちにチャレンジした。スマートフォンをウェブにつながず、メールを完全にやめて過ごした体験がもたらしたのは……？
『スマホをやめたら生まれ変わった』
著者：クリスティーナ・クルック／訳：安部恵子
出版社：幻冬舎
クリスティーナがネット断ちを決心したのは、オンラインにからめとられた生活から解放されたかったから。ネットが大切な人との距離を引き離していると感じたから。ほかの人の完璧な生活を見て嫉妬したり落ち込むのもストレスだった。
どこにいても誰かと一緒にいてもスマホを見てばかり。インターネットの恩恵は素晴らしいけれど「いっしょにいても孤独」なのはイヤ。著者は暮らしをいったんスピードダウンすることで、人と直接つながる方法を見つけていく。
31日間のデジタル・デトックス生活で彼女が人生に取り戻したのは、大切な人との会話、心の静けさ、偶然の出会い。ペンで手紙を書くこと、隣人と子育てについて立ち話すること、遠く離れて住む祖母に電話をかけること……。
ひと月もネットなしで生活するのはかなりの冒険。それでも四六時中オンラインでいることに疲れを感じているなら、ほんの少しずつゆるやかなデトックスをしてみるのもいいかもしれません。
休息するために、人と心を通わせるために、シンプルに暮らすために。スマートフォン社会で人間らしく生きる方法を探すためのヒントが詰まった一冊です。
Love, まっこリ〜ナ
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