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英国版ドラえもん!今年最高の胸キュンストーリー『ロボット・イン・ザ・ガーデン』

 

今日のカフェボンボンの本棚は、『ロボット・イン・ザ・ガーデン』

近未来の英国を舞台に、男の子ロボットのタングと中年ダメ男ベンとの珍道中を描いた小説。今年の胸キュン度NO.1のハートウォーミングな物語です。

20161004
ロボット・イン・ザ・ガーデン
著者:デボラ・インストール/訳:松原葉子
出版社:小学館

ねえ、庭にロボットがいるんだけど。ある朝、妻がベンを咎めるように言ったのが始まりだった。

裏庭に迷い込んできたのは、びっくりするほど旧式なロボット。名前はタング。家事や仕事をする人型ロボットが当たり前の世界で、ベンはオンボロの男の子ロボットに親しみを覚えます。役立たずのロボットなんて捨ててしまえという妻と仲違いしたベンは、タングを連れて冒険の旅に出る……。

カリフォルニアまでのふたりの道のりはハチャメチャの珍道中。駄々をこねたりはしゃいだり、予想外の行動に出るタングに手を焼くベン。タングは甘えん坊でやんちゃな小さい男の子そのものなんです。

そして、タングを助手席に乗せての車の旅はまるでロードムービーのよう。ふたりは日本にもやってきます。タングは東京のこと、すごく気に入ったみたい。

タングとの旅を通してベンは自分の人生を見つめ直していくのですが、なんといってもこの小説の魅力はロボットのタング。ベンを慕うタングが愛おしくてたまらない。胸に抱きしめて眠りたくなる本です!

Love, まっこリ〜ナ

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小説から絵本まで、編集者が選ぶ”朝読書”におすすめの1冊
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まっこリ〜ナ

編集者・ライター

出版社勤務を経てフリーランスに。図鑑や写真集、子どもの本や雑誌などの編集に携わる。本がくれる愛のチカラを糧に生きる日々。いちばん好きな本の主人公は長くつ下のピッピ。
趣味は草花園芸、編み物、ランニング、スポーツ観戦。

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