夜になっても気温が下がらない日が続きますね。気象庁によると、全国的に熱帯夜になる日数が増加しているのだそう!
暑さで寝苦しくなって目が覚めてしまったり、蚊の飛んでいる音や刺されたかゆみで安眠できなかったりと、夏は、私たちの眠りの質も低下します。
時間の長さにかかわらず、いかに質の良い睡眠をとれるかが、美肌やダイエット、ストレスや自律神経の乱れにまで影響します。
室内の湿度と温度を、常に快適な状態に保っておければ最高ですが、温度が少しでも冷えすぎてしまうと、血管が収縮してしまい、眠っている間に身体が疲れてしまいます。
今回は、熱帯夜にも、加えて、虫対策にも効果を発揮してくれる救世主「ハッカ油」をご紹介します!安価で手に入り、用途もいろいろ。小さなお子様にも安心して使える、とってもエコな快眠アイテムなのです♪
ハッカ油の万能すぎる効果
ハッカ(薄荷)は英文名でいわゆる“ミント”のこと。シソ科の植物で、古くからその精油成分は生薬として利用されてきました。
ミント味のキャンディーなら馴染み深いですが、日常的にはあまり触れる機会のないこの精油成分である“ハッカ油”にはすごい効果があるのです!
主な効果としては
- 抗菌・殺菌・防腐効果
- リラックス効果
- 炎症沈静効果
- 消臭効果
- 防虫・殺虫効果
- 鼻づまりの解消効果
など。さらに、食品添加物でもあるため、香りだけでなく、食事や飲み物に爽やかな風味を加えることも可能です。
「ハッカ油」快眠法(1)入浴剤としてお風呂に!
ハッカ油に含まれるメントール成分に皮膚が刺激されて、“冷たい!”という信号を発信するため、ハッカ油入りのお風呂に入ると、温かいお風呂のはずなのに、肌感覚は不思議とひんやり!お風呂上がりの肌に扇風機の風があたるだけで、体感温度が涼しく感じます。
ハッカ油を使って快眠を導く入浴方法のポイントは…
【1】就寝1時間~2時間前までにお風呂に入る。
【2】お湯の温度は40度くらいのぬるめに設定する。
【3】ハッカ油を4滴ほど垂らす。
この3つだけ。ぬるめのお湯にゆっくりと入ることで、副交感神経が刺激されて、リラックス効果が得られます。さらに、入浴直後ではなく、血行がよくなって高くなった体温が徐々に下がってきた状態で、眠りに落ちるのがベスト!
お湯に垂らすハッカ油は、5滴以上使うと刺激が強すぎてゾクゾク寒く感じてしまうのでおすすめしません。
「ハッカ油」快眠法(2)スプレーにして虫よけに!
ハッカ油を手に入れたら、まずは「ハッカ油を使った万能スプレー」を作りましょう!
ハッカの香り成分には蚊よけの効果だけでなく、夏場に突然現れるゴキブリにも即効性が認められています。さらに、屋内のダニを殺虫する効果まで!
安眠を妨害する蚊の侵入を防ぐために、出入りする玄関やベランダの網戸、寝室の入り口やカーテンにシュッとスプレーを!精油なので、もちろん天然の虫よけスプレーとしてボディにも使用できちゃいます。
ハッカ油スプレーの作り方
- 無水エタノール 10ml
- 精製水 100ml
- ハッカ油 20滴
スプレーボトルに無水エタノール、ハッカ油を入れて混ぜ合わせたら精製水(水道水でも可)を加えてしっかりと蓋を閉め、ボトルをよく振るだけ。
ボディ用に使う場合は、お好みでレモングラスやゼラニウム、ラベンダーなどの精油を数滴加えて香りを楽しむのもおすすめです♪虫よけだけでなく、寝室に香りが漂っているだけでもリラックス効果が得られて快眠をサポートしてくれますよ!
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いかがでしたか?
他にも、ハッカ油を使ったシャンプーやウエットティッシュなど、工夫次第で使い方は広がります。しかも、とってもエコなので惜しげなく使えますよね!
ただし、猫を飼っている方は、ハッカの成分が猫にとって有害になる場合があるため、使用には注意が必要です。猫のいない環境で利用してくださいね。