今日のカフェボンボンの本棚は、『RURIKO』。
林真理子が女優・浅丘ルリ子の半生をドラマチックに描いた小説。綺麗で可愛く妖艶なルリ子。銀幕の大スターの魅力に酔いしれる一冊です。
『RURIKO』
著:林真理子
出版社:角川書店
ルリ子の美貌。この目を見ればわかる。そしてこの唇。美少女から類稀なる美女へと成長し、ルリ子は時代を変える映画スターとなった。
昭和30年代、日活の看板女優として一年に10本以上もの映画に出演した日々。石原裕次郎、小林旭、美空ひばりら大スターとともに輝かしい青春の日々を駆け抜けていく。
俳優たちは映画の夢から醒めず恋をする。ルリ子の華麗な恋愛遍歴は映画のストーリーそのもののようだけれど、彼女にとって恋は駆け引きのない純愛だった。
ルリ子の優しさや飾り気のなさは大スターになっても変わらなかった。仲間たちが苦境に陥ればいつも力になろうとした。美しい女の中に「古風なほどの侠気が潜んでいた」という。
ルリ子の一途な生き方がまぶしい。美しい女の生き方に魅了される一冊です。
Love, まっこリ〜ナ
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