今日のカフェボンボンは、沼田まほかるの『ユリゴコロ』。
大藪春彦賞受賞、本屋大賞ノミネート。大きな話題をよんだ衝撃のミステリーが文庫で登場です。
『ユリゴコロ』
著者:沼田まほかる
出版社:双葉社
ユリゴコロ。どこか心の深いところをざわつかせる言葉だ。
主人公の亮介は偶然4冊のノートを見つける。表紙に「ユリゴコロ」と書かれたノート、それは何者かの手記、殺人の告白だった。いったい誰が書いたのか。家族のひとりが殺人者なのか。「ユリゴコロ」の意味するものは……?
告白の異様さ、居心地の悪さに一気に引きずり込まれた。そして、絡まり合った糸が少しずつほどけてゆく。闇に閉ざされていた世界にうっすらと光が射し込む。沼田まほかる独特の色がにじみ出ています。
一気読み必至のミステリー、GW中の読書におすすめです。以前ご紹介したこちらもどうぞ。どれもシビレる面白さです!
*『巨大訴訟』ジョン・グリシャム/新潮社
*『パインズ—美しい地獄—』ブレイク・クラウチ/早川書房
*『カリフォルニアの炎』ドン・ウィンズロウ/角川書房
*『11/22/63』スティーヴン・キング/文藝春秋
*『スノーマン』ジョー・ネスボ/集英社
*『青の寝室ー激情に憑かれた愛人たち』ジョルジュ・シムノン/河出書房新社
よい休日を。
Love, まっこリ〜ナ