今日のカフェボンボンは、新緑がまぶしい季節にぴったりの本を。
里山を撮り続ける写真家・今森光彦が里山を案内し、美しい風景を写真とともに紹介します。
『里山を歩こう』
著者:今森光彦
出版社:岩波書店
後ろには比叡山、前には琵琶湖。大きな谷には一面の棚田が広がっています。
長年通いつめ隅々まで知り尽くした里山を、今森さんはていねいに案内してくれます。まずは里山のシンボル“棚田桜”から。雑木林や田んぼ、川や集落の風景は四季折々異なる姿を見せます。
印象的なのは「棚田の真夏はなにもない」ということ。ただ光が深緑色に包まれているだけ。夏真っ盛りの里山を強い光と影を感じながら歩きたくなる。
里山の「朝時間」は、棚田の谷に射し込む光。
雑木林の環境や生き物たち、伝統の祭りや食べ物、里山を歩く心構えについても教えてくれます。
図書館記念日に。
Love, まっこリ〜ナ