こんにちは!キレイナビ代表・美容家の飯塚美香です。
夏とは違い冬は、ついつい紫外線対策を怠りがち・・・。しかし紫外線は1年中降り注いでいて、私たちの肌を老化させる原因となっているのです!冬でも油断大敵!意外に知らない紫外線の真実と対策方法についてご紹介致します。
紫外線対策は1年中必要!
紫外線のピークは5月~8月ですが、それ以外の月でも一年中紫外線は降り注いでいます。時間帯でいうと、10時~14時の間が最も紫外線量が多く1日の6割を占めます。
晴れている日のほうが当然紫外線量は多くなりますが、曇りの日でも晴れの日の約7割の紫外線量があります。1年中、天気が良い日でも悪い日でも紫外線対策は必要になってくるのです。
室内にいても窓から紫外線は入ってきますので、外出する時はもちろん、しない時にも日焼け止めや、日焼け止め効果のある化粧下地を忘れずにつけるようにしましょう。
紫外線がコラーゲンを壊す!
肌の老化原因の80 %は紫外線によるものと言われています。紫外線はメラニンの生成に関わるだけではなく、真皮のコラーゲンを破壊してしまいます。真皮にあるコラーゲンは、伸縮をすることで肌のハリのもとになっていますが、紫外線を浴びるとそれが変性してしまうのです。
紫外線を浴びたコラーゲンは、まるで伸び切ったゴムのように弾力を失うことに・・・。さらに、コラーゲンを作り出す繊維芽細胞も傷付けてしまうため、コラーゲンの生成力まで低下させてしまいます。
とにかく紫外線を浴びないように日ごろから注意することが大切。冬でも日焼け止めはもちろん、帽子や日傘などでしっかり対策をしましょう。
目からの紫外線ダメージを侮るなかれ
日差しが眩しいと感じた時は、目から紫外線ダメージを浴びていると思って下さい。目が紫外線を浴びると活性酸素が発生し、それが全身のメラニン生成を活性化させてしまうのです。
冬でも日差しが眩しいくらい天気が良い時は、サングラスをかけて紫外線ダメージを浴びないようにしましょう。サングラスはレンズの色の濃さよりも、UVカット機能が付いているかどうかで選びます。
車の運転中はより多くの紫外線を浴びてしまいます。フロントガラス用に透明のUVカットフィルムもありますので、利用するのもいいですね。
紫外線を浴びて2日でシミに?
紫外線を浴びてしまったら、すぐにシミになるというわけではありません。個人差はありますが、6~48時間以内に皮膚の赤みが増し、24~48時間で皮膚の黒化が生じるといわれています。これは新陳代謝とともに、約1~2ヶ月で元に戻るようになっていますが、紫外線を浴び続けてメラニン産生が止まらないと、シミになってしまう可能性も。
紫外線を浴びて日焼けをしてしまった場合は、その後のスキンケアや食生活でしっかりとケアをすれば大丈夫。初期の対策としては、ビタミンC誘導体の入った美容液でのスキンケアや、食事では抗酸化作用のある野菜や果物をしっかりと摂るようにしましょう。
日焼け止めはPA値もしっかりチェック
紫外線にはUV-AとUV-Bの2種類あります。波長が長くシワやたるみの原因となるのがUV-A。波長が短いけれど強いエネルギーで肌に炎症を起こすのがUV-B。地上に降り注ぐ紫外線の約95%はUV-Aで、しかもその約50%が肌の真皮層まで侵入する『Deep UV-A』です。
日焼け止め製品に表示されているSPFは、UV-Bの防御力を表しています。その後にPA++、やPA+++と表示されていますよね。これはUV-Aを浴びた後の『黒くなりにくさ』の目安です。SPF40、SPF50など、UV-Bの防御力だけでなく、PA値もしっかりチェックして紫外線から肌を守ることが大切です。
3月からは紫外線量が徐々に多くなってきます。シミだけでなく、シワやたるみの元になるのが紫外線。1年中しっかりと紫外線対策をして、いつまでも若々しい肌を目指しましょう!