知らず知らずのうちにできている「シミ」…日常の紫外線だけでも、日焼けによるシミは確実に増えていきます。
もともと色白さんや、肌が外的刺激に敏感な方は、色素沈着が起こりやすいので、SPFやPA値の高い日焼け止めや化粧下地を使って紫外線をブロックしたいのですが、高い数値のものは、肌への負担も大きいので敏感肌の方は注意が必要です。
日焼け止めを塗って肌がヒリヒリしたり、吹き出物ができてしまった経験はありませんか?普段はなんともなかったのに、生理前になるとお肌が敏感になるという方も多いですよね。
そこで今回は、そんなデリケートなお肌に優しくて効果の高い美白テクニックをご紹介します。
生理前2週間はシミ対策を強化する
女性は、ホルモンバランスの乱れからシミができやすいといわれています。
女性ホルモンには、排卵前に多く分泌される「エストロゲン」と、排卵後から月経開始まで多く分泌される「プロゲステロン」の2種類がありますが、後者の「プロゲステロン」にはシミのもとになるメラノサイトを活性化させる作用があります。
つまり、排卵が終わってから生理が始まるまでの約2週間は、紫外線の影響を受けやすくシミができやすい時期ということになります。この期間は、特にシミ対策を強化しましょう!
曇り空でも肌への刺激の少ないSPF30までの日焼け止め(化粧下地)を使い、紫外線の強い10時~15時の時間帯は屋外で過ごすのを避ける。外出時には日傘や帽子を利用する。まずはこの3点をしっかりおさえておくことが大切です。
さらに、この時期には美白効果のある栄養素を積極的に摂って、カラダの内側からシミ予防していきたいですよね。美白効果の高い食材については次にご紹介します♪
化粧品だけじゃダメ!紫外線に負けないカラダをつくろう
UVカット効果のある日焼け止めや化粧品を使うのは基本ですが、それ以外に、美白効果の高いビタミンC誘導体配合の化粧水やコウジ酸、プラセンタなどの美容成分を配合した高価な美白美容液をいくら使っても、肌細胞の代謝が悪ければ期待される効果は得られません。
シミ予防には、化粧品でブロックするだけでなく、肌の新陳代謝を促し、メラニンを抑制する美肌食を積極的に摂り、カラダの内側から紫外線に負けないカラダを作りましょう!
【肌の代謝を高め、メラニンを抑制してくれる美肌食】
- 「まぐろ」「さけ」「さば」「さんま」:これらに含まれるビタミンB2・B6は、細胞の代謝を促し、肌の健康維持に働きます。お弁当やお惣菜を購入するときには、焼き魚を。調理には、缶詰を利用すると便利です。
- 「かぼちゃ」「アボカド」「アーモンド」:これらに多く含まれるビタミンEは、血液の流れを良くして、肌細胞の代謝に必要な栄養素を届けてくれます。活性酸素を抑えて、メラニンの生成を防ぐ働きもあるので、副菜やサラダにはかぼちゃ、アボカドを!おやつにはアーモンドやアーモンドミルクがおすすめです。
- 「オレンジ」「キウイ」「ゴーヤ」:これからの季節に旬を迎えるこんな夏野菜やフルーツで、ビタミンC補給を!ビタミンCは、メラニンの沈着を防いで、シミ予防とできてしまったシミの改善に役立ちます。ビタミンCは水溶性なので、こまめに補給しましょう!
- 「トマト」:ポリフェノール、リコピンは、美白・シミ対策には欠かせません!紫外線予防には、βカロテンが効果的ですが、トマトのリコピンは、その倍以上の抗酸化力で、紫外線による肌細胞の損傷を防いでくれます。
シート不要!簡単につくれる美白パックで、ナチュラルケア
プチプラのものから高級化粧品ブランドのものまで、様々なシートマスクやパックがありますが、敏感肌の方は、パックした途端にヒリヒリと痛んだり肌が赤くなったりすることがありますよね。
そこでおすすめしたいのが、キッチンでできる、手作りのナチュラル美白パック。シートも不要で準備も簡単です!
材料は「ハトムギ粉」「ヨーグルト(無糖)」「料理用刷毛(ハケ)」の3つだけ。
【ハトムギパックの作り方/使い方】
1) ハトムギ粉とヨーグルトを1:1の割合でボウルなどの容器に入れて滑らかになるまでよく混ぜる。
2) 刷毛ですくって目の周りを避けて顔全体(又はシミが気になる部分)に塗り、10~15分放置する。
3) ぬるま湯で洗い流す。
流したあとは、いつものスキンケアで肌を整えれば終了です。
ハトムギ(漢方名:ヨクイニン)は、ニキビやイボ取りの薬としても有名ですが、肌荒れや乾燥肌の改善をはじめ、美白効果が高いことでも知られています。
ハトムギの外皮を除いて粉にした「ハトムギ粉」は、ネットや、自然食品を扱う大手食品店などで購入できるので、ぜひお試しください。余った分はお茶や料理に混ぜて使えますよ!
敏感肌の方はもちろん、どんな肌タイプの方にもおすすめの、お肌に優しい美白ケアテク、夏の美肌対策に、ぜひ取り入れてみてくださいね。