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安野モヨコが贈る愛の童話『ツンドラ ブルーアイス』

 

BONBON193

今日のカフェボンボンは、『ツンドラブルーアイス』

人気漫画家・安野モヨコが描く、繊細でキュートな童話。雪景色の朝におすすめしたい本です。


20140209

ツンドラ ブルーアイス
著者:安野モヨコ
出版社:集英社

雪の結晶のような美しい表紙を開くと、真っ白な雪が果てしなく広がっている。

ここは世界で2番目に寒い場所。氷でできた町のはずれに、ふたりの少年が暮らす。

しっかり者で兄貴分のカラと、夢見がちで甘えん坊のノム。ふたりは大の仲良しだけど、ケンカもしょっちゅう。氷の町に少しだけ春が近づいた日。陽気に浮かれるノムにいらだち、カラは春が来ても困るだけだと怒って……。

春が訪れるのはたったの3日、夏は10日だけ。そんな場所でふたりは体と心をぴったりと寄せ合っている。外はどんなに冷たく寒くても、ふたりでいるとあったかい。

「ツンドラ ブルーアイス」って、何かのおまじないみたい。凍った心、氷を溶かす魔法の言葉。世界がきらきら輝く気がします。

Love, まっこリ〜ナ

 

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小説から絵本まで、編集者が選ぶ”朝読書”におすすめの1冊
Written by

まっこリ〜ナ

編集者・ライター

出版社勤務を経てフリーランスに。図鑑や写真集、子どもの本や雑誌などの編集に携わる。本がくれる愛のチカラを糧に生きる日々。いちばん好きな本の主人公は長くつ下のピッピ。
趣味は草花園芸、編み物、ランニング、スポーツ観戦。

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