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村上春樹訳が素敵な『空飛び猫』

 

今日のカフェボンボンは、心温まるお話『空飛び猫』

主人公は都会生まれの4匹の子猫たち。ふつうと違うのは背中に翼が生えていること。村上春樹が翻訳したファンタジックな猫の文庫絵本です。

20131022

空飛び猫
著者:アーシュラ・K・ル=グウィン/訳:村上春樹/絵:S.D.シンドラー
出版社:講談社

猫のお母さんも子どもたちになぜ翼があるのかわからないし、都会の暮らしに追われて心配する余裕もありません。うまく飛べるようになって独り立ちした子猫たちは、翼を広げ、広い空へ飛び立ちます。

やがてたどり着いた森での生活。柔らかな土、落ち葉やきのこの匂い。小川での魚とり。何もかも都会とは違います。新しい生活に飛び込んだ猫たちは……。

著者は『闇の左手』や『ゲド戦記』などで知られるアーシュラ・K・ル=グウィン。村上春樹さんは、彼女の優しく語りかけるような文章を、読みやすく、耳で聞いてわかりやすい日本語にするよう心がけたそうです。

翼のある猫を見ても不思議じゃないよね。そんなふうに思えるチャーミングな絵本です。

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眠る前のベッドタイムにもぴったり。小さな子どもに読んであげたら、素敵な夢が見られそう!

こちらもおすすめです!
『ポテト・スープが大好きな猫』:村上春樹訳の猫の絵本
『いちばん美しいクモの巣』:アーシュラ・K・ル=グウィンの傑作

Love, まっこリ〜ナ

 

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Written by

まっこリ〜ナ

編集者・ライター

出版社勤務を経てフリーランスに。図鑑や写真集、子どもの本や雑誌などの編集に携わる。本がくれる愛のチカラを糧に生きる日々。いちばん好きな本の主人公は長くつ下のピッピ。
趣味は草花園芸、編み物、ランニング、スポーツ観戦。

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