今日のカフェボンボンは、『林と虫たちの一年』。
日本を代表する昆虫写真家・海野和男が写し出した雑木林の風景。林の虫たちのくらしから、四季の移り変わりを見つめます。
『林と虫たちの一年』
文・写真:海野和男
出版社:岩崎書店
急に涼しくなりました。夜になると秋の虫の声だけがきこえてきます。あんなに暑かった夏はいったいどこへ?風船のようにしぼんだの? それとも、沖縄あたりに飛んでった?
そんなことを思いながら、この本を開きます。
雑木林の春。木々が芽吹き、冬を耐えた昆虫たちが活動を始める季節。新緑の時期がきて、幼虫たちの出番がくる頃、林の緑はどんどん濃くなっていく。
夏真っ盛り。夏の虫たちと生い茂る植物で、林の中はむせかえるよう。やがて秋になり、木々が色づき始めて……。
雑木林の「朝時間」は、秋の終わりの初霜がおりた朝。
虫たちは冬を迎える準備を整えています。
この本を眺めていると、林の中を歩きたくてたまらなくなります!ドングリの落ちる音を聞きながら、落ち葉を踏みしめて……。
Love, まっこリ〜ナ