おはようございます。
8月ですね。暑いです。誰と会っても、ひと言めは「暑いですね」。私はそんな毎日ですが、皆さんはいかがでしょうか。
今回は夏休みということで、いつもとは少し趣向を変えてお届けします。
今回訪れたのは、京都中央卸売市場。京都駅からJR山陰線に乗って一駅、「丹波口」駅を降りて西へ進みましょう。すぐに標識が出てきます。
中央卸売市場では野菜はもちろん、肉類や魚介類など、すべての食べ物が取り扱われています。
構内へ入ると、板パレットに野菜の入ったダンボルールやらを乗せたフォークリフトがビュンビュン駆け抜けていきます。フォークリフトって後ろ向きに走るんですね。思ってもみないところからやってくるので注意が必要です(笑)
当然ですが、卸売市場の朝は早い! 朝9時にはもうシャッターを閉めているお店の方が多いくらいです。そんな朝からパワフルな方々を支える食堂も市場の中にはたくさんあります。
構内の食堂や喫茶店は、市場で働いていなくても利用できますが、結構ディープな雰囲気のところが多いので、入るのに少し勇気が必要…。ですが、今回はそんななかにあって、とても入りやすい1軒をご紹介します。
お店の名前は「食彩 よしもと」。(水産棟を左手に右折、関連12号棟にあります)
営業時間は7時から14時。朝の定食はこんな感じです。
ごはんにお味噌汁、小鉢が3品とメインの焼き魚で580円。この日はサゴシの味噌焼きでした。日によってかわりますが、限定30食程度で無くなり次第終了です。8時には終わってしまう日が多いそうです。
この朝定食、ごはんとお味噌汁がとってもおいしいのです! そうお店の人に伝えたら「市場の人が毎日来てくれるので、毎日食べても喜んでもらえるようにと思ってね」とスタッフの方。おかずは小鉢を含めて毎日変えるのはもちろん、ご飯の炊き加減やお味噌汁のだしなどにも細かく気を使っているそうです。
朝なのでおかずはいろんなものを少しずつ、ご飯とお味噌汁はきちんとしたものをたくさん。そんな温かい配慮がじんわり伝わってくるやさしい朝ごはんです。
店内は、こんな感じ。
こざっぱりとしていて、物静かそうなご主人が「ご飯の量、どうする?」と聞いてくださいました。
お腹いっぱいになったところで、市場の中を散策。
お刺身の「けん」やわさびの専門店、鰹節屋さん、印刷屋さんなど、本当にたくさんのお店があります。和食店で使うのでしょう、器のお店もありました。おおむね小売も対応してくれるようでした。
有名な京麩の老舗「半兵衛麩」や、懐かしい雰囲気のパン屋さんも!
この市場では毎月第2土曜に一般の人を対象に「繁盛市」を開催しています。新鮮野菜がお買い得なのはもちろん、イベントも開催されるので、お近くの方はぜひ家族でどうぞ!ちびっこからおじいさん、おばあさんまでみんなで楽しめますよ。ちなみ今月は今週の土曜、8月8日です。
では、皆さま、楽しい夏休みを!
食彩よしもと
京都府京都市下京区朱雀分木町 中央市場関連12号棟
075-311-6726
7:00~14:00 (13:30L.O.、朝の定食は無くなり次第終了)
日曜、祝日休(ほかに、市場の休場日)