リコッタパンケーキが大人気の、パンケーキブームの火付け役“bills”。「世界一の朝食をつくる男」と称され、トム・クルーズやキャメロン・ディアス、レオナルド・ディカプリオなどハリウッドセレブも通うシドニーの人気レストラン“bills”のレストランターであるビル・グレンジャー氏に朝ごはんの楽しみ方、大人気朝食レシピを教えていただきましたよ♪
彼の味を求めて長蛇の列!ビル・グレンジャー氏に聞きました
著書のレシピ本がオーストラリア国内だけで100万部を超え、世界的大ベストセラーを記録し、世界30カ国以上で料理番組のテレビシリーズが人気を博す、ビル直伝のシンプルな朝食レシピを、あなたの朝のレパートリーに加えてみてくださいね。
ふんわり優しいおいしさが自慢の「リコッタパンケーキ」
材料(6~8人分/約15枚分)
・卵・・・4個
・牛乳・・・190cc
・リコッタチーズ・・・335cc
・小麦粉・・・250cc
・ベーキングパウダー・・・5cc
・塩・・・ひとつまみ
・無塩バター・・・50g
・ハニーコームバター・・・適量(数スライス) (メープルシロップなどでもOK!)
・粉砂糖&メープルシロップ&バナナ・・・適量
作り方
- 卵黄と牛乳、リコッタチーズを優しく混ぜ合わせたあと、小麦粉、ベーキングパウダーを加え、さらに混ぜる。あまり混ぜすぎないように。
- 泡立てた卵白を(1)に入れて、メタルスプーンで優しく切るような動きで合わせる。2回に分けて入れるのがポイント。
- (1)に泡立てた卵白を入れて、メタルスプーンで優しく切るような動きで合わせる。2回に分けて入れるのがポイント。
- 少量のバターを溶かしたフライパンに、スプーンで生地を落とす。中火で片面が香ばしいキツネ色に焼けたら(目安は2分)、生地を返し裏面も同様に焼く。
- 切ったバナナの上にパンケーキとハニーコームバターを重ね、粉砂糖とお好みでメープルシロップをかければ完成。
雲のようにフワフワ、とろーり「スクランブルエッグ」
材料(1人分)
・卵・・・2個(出来ればオーガニック)
・生クリーム・・・90cc
・塩・・・適量
・バター・・・10g
・サーモン・・・適量
・葉野菜・・・適量
・トースト・・・お好みで
作り方
- ボウルに卵、生クリーム、塩を入れてしっかり混ぜる。木ベラで優しく外側から中心に寄せるようにかき回す。スクランブルするというよりは、ゆっくり滑らせるような感覚で。
- (1)をフライパンに流し込み、中火で20秒ほどそのままにしたら、木ベラで優しく外側から中心に寄せるようにかき回す。スクランブルするというよりは、折りたたむような感覚で。これを20秒ほど繰り返す。
- 半熟の状態で、皿に盛り付ける。トースト・葉野菜、サーモンなどを添えて、できあがり。
粒々フレッシュコーンがギッシリ!「スイートコーンフリッターwithアボカドサルサ」
スイートコーンフリッター材料(4人分/1人あたり2枚)
・薄力粉・・・250cc
・ベーキングパウダー・・・5cc
・塩・・・1/4ティースプーン
・粉パプリカ・・・1/4ティースプーン
・砂糖・・・5cc
・卵・・・2個
・ミルク・・・1/2カップ
・とうもろこし・・・2カップ(生で、包丁で切り落とした粒状態のもの)
・赤ピーマン・・・1/2カップ(さいの目にカットしたもの)
・青ネギ・・・1/2カップ(刻んだもの)
・コリアンダーとパセリ・・・1/4カップ(切り刻んだもの)
・植物油・・・80cc/2等分したローストトマト・・・2個(一人当たり半分)
・ルッコラ・・・1束/薄切りベーコン・・・4枚(グリルしたもの)
・オリーブオイル・・・適量
※カップは全て250ccカップ
※テーブルスプーンは20cc。
※ティースプーンは日本と同じ5cc。
作り方
- 小麦粉・ベーキングパウダー・塩・粉パプリカをふるいにかけ、大き目のボウルにいれ、砂糖を入れ、かき混ぜる。真ん中にくぼみを作っておく。
- 別のボウルに卵とミルクを入れ混ぜ合わせる。
- 徐々にゆっくりと(1)に(2)を足し、泡だて器で滑らかでダマのない堅めな生地になるまでかき混ぜる。
- とうもろこし・青ネギ・赤ピーマン・ハーブを入れたボウルに、(3)で作った生地を適量(185ccぐらい)足す。
- 中火で熱したテフロンのフライパンに植物油(約40cc)を敷き、生地(1枚につき40cc)を流す。一度に4枚焼くのがベスト。片面ごとに2分ぐらい、キツネ色になるのが目安。
- 盛り付けは、お皿にフリッター一枚置いて、その上にローストトマトの半分、ルッコラ少々とグリルしたベーコンを乗せ、最後にフリッターもう1枚とアボカドサルサ(下)を乗せて、周りにオリーブオイルをたらして完成!
アボカドサルサ 材料・作り方
・ocado・・・サイコロ状に切る
・コリアンダー・・・多め
・ローマトマト・・・(種を取って、アボカドのサイズに合わせて切る)
・ライムジュース・・・多め
・タバスコ・・・少々
・塩(海の天然塩:sea salt)
・スパニッシュ(サラダ)オニオン(赤玉ネギ) 適量 ・黒こしょう(挽きたて)
全てをボウルの中で潰さないように混ぜ合わせる。
ビル氏から、朝ごはんビギナーの方、朝時間.jp読者の方々へのメッセージ♪
僕は朝食は1日の中で大切な時間でもあると思います。朝食の時間は、体もマインドも準備したり、リラックスしたり、よく食べて前向きな気持ちで1日をスタートできたりする時間なのです。
確かに、毎日朝食を作るのは大変ですが、大切な人のために朝食を作ることは、相手に愛情を伝えるとてもステキな方法だとも思います。毎朝早起きして朝食を作り、3人の子どもたちが作るのを手伝ってくれたりする時間は、僕の生活の中でとても大切な時間なんです。
また、僕の料理は、素材はシンプルだし、特別なものではないので、誰もが家で作れるメニューばかりです。忙しい生活を送っている人は、作る時間も食べる時間もないと思っているかもしれませんが、新鮮なものを使えば、手間をかけずに楽しく作れますし、食べておいしいと思うので、是非、ちょっとだけ早く起きて作ってみて下さい!
「bills」レストランター ビル・グレンジャー氏 プロフィール
19歳の時にメルボルンから、シドニーへ移る。学生時代は芸術を専攻していたが、アルバイトでのウェイター経験が兼ねてより抱いていた食への情熱を復活させる。様々な斬新なアイデアでその才能を開花し、遂には自身のレストランを開店。1993年、シドニーのダーリングハーストにbillsをオープン。1996年にはサリーヒルズにbills 2号店をオープンさせ、両店舗共に地元からも観光客からも愛される人気店として賑わい、大成功を収める。2005年7月には、専属のバンドが生演奏を奏でるbills Woollahraをオープン。常に食と料理への情熱を持ったシンプルで新鮮な素材を生かした彼の料理は、申し分のない盛り付けでその魅力を更に増す。この一見単純な食へのこだわりが、彼の哲学であり、国内外問わず高く評価される最大の魅力。私たちが元来より持合わせる食への欲求へダイレクトに訴えかける彼の料理は、彼自身が食べ、研究し、経験したことで裏付けられたオリジナリティ溢れるものとして、人々を魅了し続けている。
ビルの日本語版レシピ本が、ランダムハウス講談社より発売中。
▼レシピ本の詳細はこちら
ビル・グレンジャーのシークレットレシピ
Billsで朝活をしよう!国内店舗紹介
●七里ヶ浜店
【営業時間】
月 7:00-17:00(L.O foods 16:00- drinks 16:30)
火~日 7:00-21:00(L.O foods 20:00 – drinks 20:30)
【アクセス】
〒248-0026 神奈川県鎌倉市七里ガ浜1-1-1 WEEKEND HOUSE ALLEY 2F
TEL 0467-39-2244/ FAX 0467-33-3003
●横浜店
【営業時間】
月~金 9:00-23:00(L.O foods 22:00- drinks 22:30)
土日祝休日 8:00-23:00(L.O foods 22:00 – drinks 22:30)
【アクセス】
〒231-0001 神奈川県横浜市中区新港1-1-2 横浜赤レンガ倉庫2号館1F
TEL 045-650-1266 / FAX 045-650-1267
●お台場店
【営業時間】
月~金 9:00-23:00(L.O foods 22:00- drinks 22:30)
土日祝休日 8:00-23:00(L.O foods 22:00 – drinks 22:30)
【アクセス】
〒135‐0091 東京都港区台場1‐6-1 デックス東京ビーチ シーサイドモール3F
TEL 03-3599-2100 / FAX 03-3599-2101
●表参道店
【営業時間】
8:30-23:00(L.O foods 22:00- drinks 22:30)
【アクセス】
〒150-0001 東京都渋谷区神宮前4-30-3 東急プラザ表参道原宿7F
TEL 03-5772-1133 / FAX 03-5772-1134
※本特集は2008年朝時間.jpの「「世界一の朝食をつくる男」伝授! シンプル&簡単でプロの味が楽しめる朝ごはんレシピ」を再編集したものです。