書家 華雪さん
思い切って、夜型から朝型へ生活を変えて、手に入れた朝のひととき…
清々しい気分であるとか、新しい気分が漂うのは、やはり朝だけのものなのだと、実感しています。
プロフィール
75年京都生まれ、現在東京在住。92年より個展を中心に活動を続ける。
刊行物に「書の棲処」(06年、赤々舎)「刺心」(08年、新潟)、「雨日」(08年、東京)などがある。6月には、新潟の古い米蔵を使っての展覧会を予定。また、作家活動の他、ロゴ、シンボルマーク等のデザインも手がける。
http://www.kasetsu.info/index2.html
朝飲むコーヒーを選ぶ時です。コーヒーは豆で、数種類買い置いていて、毎朝飲む分をミルで挽いています。たっぷりいれるのですが、気温や天気、気分などでどの豆にしようかと選ぶ時間が楽しみです。
長年夜型で過ごしていて、夜中から明け方にかけて仕事をしていました。ですが、午前中の方が文章を書いたり、考えたりするのには、頭がすっきりとしてはかどることにある日気づいて…。そこで、思い切って生活を変えてみようと思ったことがきっかけです。
水を飲んで、それから果物を少し。朝型に生活を変えるにあたって、夕食が遅いこともあって朝食を果物にしました。
朝食を果物に変えてから、午前中体が軽く過ごせるような気がしています。果物を食べた後、しばらく経ってから、コーヒーをいれて飲みます。寒い時は、コーヒーがミルクティに変わることもあります。疲れが残っている時は、一緒にチョコレートや甘いものも少し食べたりしますね。
朝一番に水を飲むことです。朝起きて、すぐにグラス一杯の水を飲むようにしています。朝の水は、なににも増しておいしいことに気がつきました。
小説は、夜眠る前にじっくり読みたいので、朝はすっと目に入ってくる短いものが好きです。その点、こちらの2冊の句集や日記はおすすめだと思います。
目の前の光景を、平易な言葉で鮮やかに切り取った句の数々。朝に読み、窓の外を見ると、見慣れた景色の中にも様々な自然があるのだと気づかされます。
ある日、とはじまる武田百合子さんの日々は発見に満ちています。日々を見つめる目を感じながら、いくつかの「ある日」を読んでいると、これからはじまる自分の一日の中にも、見過ごしていることがたくさんあるような気がします。
夜中の静かな時間も好きなのですが、朝の空気というのは確かにあって…。清々しい気分であるとか新しい気分が漂うのは、やはり朝だけのものなのだなと、最近実感しています。
マツ勘 /シェルフォーク
果物を食べるのに、貝のフォークというのは目にも楽しそう。
朝、水を飲む時に、こんなグラスで飲むと清々しい気持ちで、より美味しく飲めそうですね。
ばらの香りでだんだんと目覚めるというのは、なんだか贅沢な朝になりそう。
朝美人のある一日の過ごし方
書家 華雪さん
今回の朝美人さんは、夜型から朝型へ生活リズムを変更したという、書家の華雪さんです! 個展などの執筆活動で忙しい毎日を送りながらも、朝を大切にしているという、彼女。朝時間って、早起きしていればOKということではなくて、「朝をどう過ごすのか」を考えて、短い時間でも大切に過ごすことが、大切なようです。 |