今日のカフェボンボンは、文庫新刊『異性』。
男と女はわかりあえるの、あえないの?人気作家&人気歌人が、恋愛考察を交互に繰り広げるエッセイ。この秋、待望の文庫化です。
『異性』
著者:角田光代/穂村弘
出版社:河出書房新社
角田光代さんは相手に「好き」と言ったら負けだと思って生きてきた。こんなこと、スパッと言っちゃう。潔いです。
一方、穂村弘さんは自分はダサくてもてないと言う。ほんとうに? 黒ぶち眼鏡をはずした穂村さんは・・・って、女性たちをドキドキさせてるんじゃないのかなあ。ふたりとも自分に甘くない。多くの経験を積んだからこそ口にできること、見えることがある。
「内面か外見か」「さかのぼり嫉妬」「主電源オフ系男女」など、恋愛のテーマはさまざま。作家と歌人の独特の個性がぶつかり合って、はじけたり引き寄せ合ったり。苦くて鋭い恋愛談義に共感します。
男と女。恋愛観にへだたりがあるのは当たり前。だからこそ、時にはこんなふうに本音を言いあいたいの!自分の内面をさらすのは恥ずかしいけど、打ち明けてみなくちゃわかりませんもの。
Love, まっこリ〜ナ