今日のカフェボンボンは、『あかてぬぐいのおくさんと7にんのなかま』。
韓国のお裁縫にまつわるお話。伝統的な裁縫道具が美しい、個性的なテーマの絵本です。
『あかてぬぐいのおくさんと7にんのなかま』
文・絵:イ ヨンギョン/訳:神谷丹路
出版社:福音館書店
昔、赤てぬぐいを頭にかぶった奥さんがいました。裁縫上手な奥さんの部屋には、いつも7つの道具がありました。物差し、はさみ、針、糸、指ぬき、のしごて、ひのしです。
ある日のこと、奥さんがうたたねをしているあいだに、道具たちが自慢話を始めます。「奥さんがお針が上手なのは、私が寸法をきちんと測れるからよ」と物差し夫人が自慢すれば、「きれいに布を切るのは私よ!」とはさみお嬢さんが言い返します。針娘や糸姉さんたち、道具の精たちみんなが自分がいちばんと言い出して……。
美しい彩色が施された裁縫箱や道具が乙女ごころをくすぐります。道具の精たちの服装や髪型も細やかに描き分けられています。
ページの隅々までじっくり眺めて楽しんでくださいね。
素敵な休日を。
Love, まっこリ〜ナ