カフェボンボンのクリスマス特集第3弾は、異国情緒あふれるメキシコのクリスマス。
“ポサダ”という伝統行事に初めて参加する、小さな女の子の物語です。
『クリスマスまであと九日 セシのポサダの日』
作:マリー・ホール・エッツ&アウロラ・ラバスティダ/絵:マリー・ホール・エッツ/
訳:田辺五十鈴
出版社:冨山房
もうすぐクリスマスがやってきます。メキシコの女の子のセシは、おとなたちのポサダの話に興味しんしん。小さなセシだって、それがどんなに楽しいことか知っているもの。
ポサダとは、クリスマスの前の九日間、毎晩違う家で祝う特別のパーティーのこと。庭の木に、お菓子や果物を入れたピニャータ(くす玉人形)をつるします。
初めてポサダをしてもらえると知ったセシは嬉しくて、“あたしのポサダ”が待ちきれません。あたしのピニャータをつるしてもらえるの?あたしはどれだけまてばいいの?
植物があふれる中庭で人形を抱いて遊ぶセシ、村の大きな池であひるに話しかけるセシ。ポサダを待つセシの日々を、マリー・ホール・エッツが詩情豊かに描きます。
セシの「朝時間」は、マーケットに自分のピニャータを選びにいく日。
にぎやかな市場やポサダのお祝いはとてもエキゾチック。メキシコの熱気が伝わってきます。
本のお供には、メキシコの甘い飲み物、モカ・カリエンテ・ジャパネサをいかがでしょう。ホットココアとコーヒーを入れたカップにマシュマロを浮かせて……。
Love, まっこリ〜ナ
*朝読書のすすめ『まっこリ~ナのCafe BonBon』連載一覧はこちらです。
https://asajikan.jp/topics/cafebonbon/
朝読書のすすめ『まっこリ~ナのCafe BonBon』はこちら>>