今日のカフェボンボンのおすすめは、『ハロウィーンがやってきた』。
少年たちの冒険と悪夢を描いた、レイ・ブラッドベリの傑作ファンタジーです。
『ハロウィーンがやってきた』
著者:レイ・ブラッドベリ/訳:伊藤典夫/絵:荒井良二
出版社:晶文社
子どもたちが待ちこがれるお祭りハロウィーンの日。
アメリカ中西部の小さな町で、仮装をした少年たちが、夜の風の中を笑いながら駆け抜けて行く。彼らが目指すのは夜の闇にそびえる幽霊屋敷。13歳の少年にとって、ハロウィーンの幽霊屋敷ほど、心ときめくものはないのだから。
8人の少年たちは、屋敷の怪人に導かれ、時をさかのぼり夜を飛び越えて旅をする。古代エジプトからギリシャ、パリ、メキシコ。「死者の日」ハロウィーンの秘密を知るために……。
一千個ものカボチャがぶらさがったハロウィーン・ツリーは圧巻!カボチャのロウソクに一斉に灯がともり、一千の笑み、二千の目に命が吹き込まれます。
魔女やお菓子はハロウィーンのほんの一面なんですよね。怖くて不気味で美しい夜を一度知ってしまったら、もう後戻りはできません。
この物語の「朝時間」は、キッチンから漂うパンプキンパイの匂い。本のお供には、メープルミルクティーをいかがですか。
以前ご紹介したレイ・ブラッドベリの作品『たんぽぽのお酒』もおすすめです!
Love, まっこリ〜ナ
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