今日のカフェボンボンメニューは、甘くシュールなコミック本。
安野モヨコの『ジェリー イン ザ メリィゴーラウンド』全3巻がおすすめです。
『ジェリー イン ザ メリィゴーラウンド 1』
著者:安野モヨコ
出版社:宝島社
この本の魅力をひと言で言ったら?
「恋とおしゃれ」といえばその通りなんだけど、それだけでは全然もの足りない。ラブリーにキラキラ輝いているかと思えば、いきなりプリミティブな世界に突入したりと、常識を軽く超えたモヨコワールドが待ってるんです。
16歳の誕生日、女子高生のミリは、生き別れになっていた双子の“お姉さん”モモに再会。ふたりは廃屋のような一軒家で、イケメンモデル3人組と同居生活をすることになり……。
若い男女5人がひとつ屋根の下でギュウギュウ詰めで暮らしつつ、部屋を改装したり、たらいで行水したり、思いつくまま。
暇な時は自作の人生ゲームなんかするの。このゲーム、ゴールがないからえんえんとやり続けなきゃならない。キテレツなギャグがいたるところで炸裂し、何度読んでも笑っちゃいます。
でも、恋の描き方はとろけるようで、そこがたまらなくいいんですよね。初めてのラブにとまどうミリちゃんにドキドキします。
この本の「朝時間」は、おしゃれなモモちゃんにちなんで。モモがクローゼットからツインニットを出して、「もう秋か…」と思う朝。
本のお供には、ロマンチックにレモンケーキなどいかがでしょう。
Love, まっこリ〜ナ