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懐かしいこくごの時間

 

himawari3

今日のカフェボンボンは、『くじらぐもからチックタックまで』
小学校の「こくご」の教科書から懐かしい作品を集めた本です。夏の朝、セミの声を聞きながら読むのにおすすめです!

20120730

くじらぐもからチックタックまで
編者:石川文子
出版社:フロネーシス桜蔭社

こくごの本に載っていた作品の多くは、教科書で初めて知り、夢中で繰り返し読んだあとは、再び出会う機会がほとんどなかったように思います。忘れていたわけではなかったのに……。

小学生の自分と結びついて、その時、その時間だけに存在していた「こくご」の教科書。教科書を読む同級生の声、先生が黒板にチョークで書いた文字。5年生で転校したとき、教科書が違うのを知ってがっかりしたこと。どうしても1年生のときからなじんでいた教科書の方が好きでした。遠い昔に読んだお話が、あのころの思い出とともによみがえります。

本書は、小学1、2年生のこくごの教科書の掲載作品で、昭和40年から平成16年までの40年間に渡って採用頻度が高い作品と、「もう一度読みたい」というリクエストが多かった作品から選んでいます。

『くじらぐも』、『チックタック』、『小さい白いにわとり』、『おてがみ』、『スイミー』など、20作品を全文掲載しています。どこかに置き忘れていた懐かしい時間を楽しんでくださいね。

こくごの「朝時間」は『くじらぐも』。

4時間目の体育の時間に空に現れた、真っ白な雲のくじらのお話です。
本のお供には、水筒に入れた冷たい麦茶をいかがでしょう?

上の写真は、廃校となった小学校の片隅に咲くひまわりです。夏草が生い茂っていました。

Love, まっこリ〜ナ

 

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小説から絵本まで、編集者が選ぶ”朝読書”におすすめの1冊
Written by

まっこリ〜ナ

編集者・ライター

出版社勤務を経てフリーランスに。図鑑や写真集、子どもの本や雑誌などの編集に携わる。本がくれる愛のチカラを糧に生きる日々。いちばん好きな本の主人公は長くつ下のピッピ。
趣味は草花園芸、編み物、ランニング、スポーツ観戦。

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