年末が近づくと、何かとキッチンに立つ機会が増えてきますよね。
大掃除の前に少し手をかけておくだけで、料理の段取りもぐっとラクになりますよ。
今回は、整理収納アドバイザーのみほさんに教えていただいた、「キッチンを整えておくためのアイデア」を3つまとめてご紹介します。
キッチン収納の見直しで大掃除をラクに!

大掃除をラクにするには「少しずつ収納を整えておく」ことがポイントなのだそう。キッチン収納の見直しは、以下の4つが重要なんだとか。
【1】使っていないアイテムの見直し
普段よく使う“一軍アイテム”を見直すことで、使っていなかった道具が見えてくることも。すぐに手放せなくても、いったん別の場所に移動させるだけでスペースが生まれます。
【2】取り出しにくさを改善
食品ストックの収納場所は雪崩が起きやすく、お目当てのアイテムを探すのが大変なことに。100均や無印のアイテムを活用することで、袋物の調味料が自立し、雪崩を防ぎながら取り出しやすさもアップします。
【3】ラベルづくりで家族と共有
中途半端になりがちなラベルづくりを整えておくと、家族との情報共有がスムーズに。「あれどこ?」が減り、片づけの負担が軽くなります。
【4】使用頻度の高いアイテムの収納見直し
よく使うモノは取り出しやすく、片づけやすい仕組みに。100均のフックを使った吊るす収納も、動線を整えるのに便利です。
年末を迎える前に少し整えておくだけで、キッチンの使い心地がぐっと良くなります。
(参考:大掃除をラクに!今のうちにやっておきたい「キッチン収納」見直し4つ)
キッチン収納は「手軽に片づけられる仕組みづくり」がポイント

みほさんが4年間の試行錯誤を通して実践しているのは、以下の5つのポイント。どれも時短につながり、片づけがラクになる工夫です。
年末の間に仕組みを見直してみると良さそうです。
【1】一軍アイテムは出しっぱなし
よく使う道具は手に取りやすい場所に置いておくことで、作業効率がアップ。家族も迷わず使えるようになります。
【2】鍋・フライパン収納を立てて管理
フライパンスタンドを導入し、平置きから「立てる収納」へ。ひと目でどこに何があるか分かり、出し入れがスムーズに。
【3】使う物だけを収納する
余白がある収納は視覚的にも心地よく、取り出しも片づけもラクに。毎日使うモノを手前に置く工夫も◎
【4】ワンアクション収納を徹底
フタつきケースを使わず、引き出しを開けたらすぐ取り出せる仕組みに。家族の誰でも迷わず使える収納が叶います。
【5】食器収納の見直し
お気に入りだけを残して厳選することで、目的の食器が一瞬で見つかるように。量を減らすことで収納も気持ちもスッキリします。
暮らしに合わせて少しずつ見直していく姿勢が参考になりますね。
(参考:4年間の集大成!整理収納のプロの「キッチン収納」のポイント5つ)
セリアで叶う!冷蔵庫グッズで収納美人に
冷蔵庫の中、特に野菜室は散らかりやすい場所ですが、みほさんおすすめのセリアアイテムなら、手軽にスッキリを叶えられます。
おすすめのアイテムは下記3つ。
【1】連結できる野菜スタンド

にんじん・きゅうりなど長さのある野菜を立てて収納でき、ばらつきを防げます。連結できるので野菜室のサイズに合わせて調整可能◎
【2】やわらか野菜ストッカー

柔らかい素材で扱いやすく、丸洗いできて清潔。キャベツやレタスも袋ごと収納でき、緩衝材を敷けば傷みにくい工夫にも。スリムタイプはデッドスペース活用に◎
【3】冷凍庫用「フリーザートレー」を野菜室にも活用

スライド式仕切りが便利で、野菜が重ならず見やすく収納できます。浅型なのでサッと取り出せ、汚れたら水洗いできるのも嬉しいポイント。
野菜室が整うと、朝の料理の段取りが驚くほどスムーズになります。
(参考:セリアで野菜室スッキリ!整理収納のプロが選ぶ「冷蔵庫整理グッズ」3選)

整理収納のプロが教える!「片づけのハードルを下げる必勝法」5選
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慌ただしい年末こそ、キッチンが整っていると料理がはかどり、気持ちにも余裕が生まれます。
できるところから少しずつ整えていきたいですね。

