おはようございます。好印象マナー講師の林慶子です。
マナーや心の在り方を知って好印象な自分になる!すぐに実践できるコラムを、毎週火曜日にお届けしています。
今週のテーマ:「お世話になっております」の使いかた
ビジネスメールで定番の挨拶「お世話になっております」。
よく使われるものだからこそ、意味や使いかたを知ることで、より印象の良いメールにすることができます。
今回は、「お世話になっております」の使いかたについて一緒に確認しましょう。

「お世話になっております」とは?
お相手からの助けや日々の関係に対する感謝の気持ちを、現在進行形で表す言葉のため、すでに関係のある方へ使われる言葉です。
初めての方へは、未来の関係性を期待する意味の「お世話になります」や、「初めまして」「突然のご連絡失礼いたします」を使いましょう。
「(これから)お世話になります」
「(いつも)お世話になっております」
と考えると、使い分けが分かりやすいですね。
「お世話になっております」の別の言い方は?
やり取りが続いているときなどに、毎回「お世話になっております」ではじめると、機械的で気持ちがこもっていないような感じがしませんか?
そのような時は、別の表現で書き始めてみましょう。
- ご無沙汰しておりますがお変わりなくお過ごしでしょうか
- 早速ご返信いただきありがとうございます
- お忙しい中、ご確認いただきありがとうございます
- 詳細をお送りいただきありがとうございます
- 五月雨式に失礼いたします
五月雨(さみだれ)とは旧暦の5月(現代の6月頃)の梅雨の意味で、この梅雨の時期の長雨に例えて、「断続的にだらだらと続く様子」を「五月雨式」と表現します。
何度もメールが続いているときは、お相手に手間をかけていることを申し訳なく思う気持ちを表しましょう。

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いかがでしょうか。いつもなにげなく使っている挨拶文ですが、お相手に気持ちが伝わる表現をいくつか知っておくと、コミュニケーションの幅が広がりますね。
それでは、また次回!Have a ごきげん day!
このコラムは【毎週火曜日】更新です。次回もお楽しみに!

