おはようございます。好印象マナー講師の林慶子です。
マナーや心の在り方を知って好印象な自分になる!すぐに実践できるコラムを、毎週火曜日にお届けしています。
今週のテーマ:「言う」の使い分け方
「言う」は、ひらがな表記と発音で異なります。
また、漢字で書くのか、ひらがなで書くのか、使い分けが必要です。
今回は、そんな私たちを惑わせることばのひとつ、「言う」について一緒に確認しましょう。

書き方と読み方の違い
- 【ひらがな表記】いう
- 【発音】ユー ※終止形と連体形の場合
NHK放送文化研究所によると、【ひらがな表記は「いう」ですが、発音は「ユー」です】とあります。
参考:「言う」の発音は[イウ]か[ユー]か。|NHK放送文化研究所
「そうゆうこと」「そうゆった」とは書きません。
「言う(漢字)」と「いう(ひらがな)」の使い分け方
実際に口に出す「say」の意味で使われるときは、「言う」と漢字で書きます。
それ以外はひらがなで書きます。
例)【漢字で書く場合(say)】
(1)彼が言った
(2)彼女の言うとおり
(3)言うまでもない
例)【ひらがなで書く場合】
(1)どちらかというと
(2)あっという間
(3)そういえば
(4)お箸は弥生時代にはじまったといわれている
4のように「伝聞・一般論」などを表す「いわれる」は、ひらがなで書きます。
迷う場合は、ひらがなで書きましょう。

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いかがでしょうか。
最近では、文章の中でも「ゆってたよ」など、「ゆう」と「書いて」いることを見かけます。
お友達との間で使っている場合は問題ありませんが、ビジネスの場などで使うと、「大丈夫かな?」「幼い感じがするな」という印象を持たれてしまうこともあります。
あえて「ゆう」と書く場合は、基本を知ったうえで、くだけた感じにしたいのか、信頼を得なければならない場なのか、どういう印象を与えたいかでも使い分けられるといいですね。
それでは、また次回!Have a ごきげん day!
このコラムは【毎週火曜日】更新です。次回もお楽しみに!

