おはようございます。美容ライターの神野はなです。
この連載では、内側からの美しさを引きだす『腸活』をテーマに、簡単に実践できる方法をご紹介しています。
「ぽっこりお腹」が気になりませんか?
薄着の季節になったのに下腹がぽっこり…
ダイエットをしてもお腹がへこまない…
そんなお悩み、ありませんか?
その原因、実は「下がった腸」にあるかもしれません。
特に女性は、骨盤が広く筋肉量が少ないため、腸が下がりやすい傾向にあります。
実際、女性の約8割が「下がり腸」とも言われるほどです。
腸が下がると、見た目がぽっこりしてしまうだけではなく、体のさまざまな不調にもつながります。
今回は、そんな「下がった腸」を引き上げて、見た目も腸内環境も整える簡単な腸活方を5つご紹介します。
「下がり腸」が招く不調とは?
腸が下がった状態だと、見た目だけでなく健康にもさまざまな悪影響を及ぼします。
よくある不調はこちらです。
- 便秘や腹痛
- お腹のガスだまり
- 下痢や軟便
- 腸内環境の悪化
- 生理不順や生理痛
- 冷えやむくみ
いくつか当てはまるものがある方は、『下がり腸』の可能性も。
おへそで簡単セルフチェック!
腸が下がっているかどうかは、おへその形を見ることで簡単にチェックできます。
理想的なおへその形は、縦に長いアーモンド型。この形であれば、腸が正しい位置にあると考えられます。
反対に、横に広がっていたり、への字になっていたりするおへそは、腸が下がっているサインかもしれません。
腸を正しい位置に引き上げて整える腸活法5つ
【1】お腹周りの筋肉を鍛える
運動不足や長時間のデスクワークによる筋力の低下は、腸が下がってしまう原因になります。
腸を支える筋肉を鍛えると、腸を正しい位置に保ちやすくなります。
おすすめは、意識的に階段を上ることや、空き時間を使ってのスクワット。日常の中にぜひ取り入れてくださいね。
【2】姿勢を整えて骨盤を安定させる
反り腰や猫背といった姿勢の悪さは、骨盤のゆがみにつながります。骨盤がゆがむと、腸の位置をキープできなくなってしまいます。
日頃から、背筋を伸ばす・座るときに骨盤を立てるなど、正しい姿勢を心がけましょう。
「今から15分間は姿勢を正そう!」というように時間を決めて意識をするのもおすすめです。
姿勢を正すことは、お腹まわりの筋肉を鍛えることにもつながりますよ。
【3】セルフ腸もみで腸を引き上げる
腸もみとは、腸を直接もむマッサージです。
以下の手順で下がった腸を持ち上げる腸もみをやってみましょう。服を着たままでOKです。
【1】仰向けに寝て、膝を立て、お尻をしっかり持ち上げます。
【2】おへその下の「右・中央・左」の3ヶ所からおへそに向かって、両手で内臓をすくって引き上げるイメージで、ゆっくりマッサージします。
【3】2のマッサージ3回を1セットとし、1セット×3回行いましょう。
※妊娠中、産後3か月以内、内臓に持病のある場合、体調不良時は控えください。
※心地よいと感じる圧でマッサージします。痛いのは逆効果です。
※お尻を上げるのがつらい場合は、下ろしたままでも大丈夫です。
【4】便秘を防いで腸を軽く保つ
便秘が続くと、腸の中に老廃物がたまり、それだけで腸が重くなって下がりやすくなります。
さらに腸内環境の悪化や肌荒れ、疲労感など、全身の不調にもつながってしまいます。
便秘を改善するには、以下のような習慣がポイントです。
- こまめな水分補給を意識する
- 海藻類・オクラ・長いも・もち麦などの水溶性食物繊維を意識してとる
- 適度なウオーキングやストレッチをする
日常的に続けることで、自然なお通じが促され、腸も本来の位置に戻りやすくなりますよ。
【5】食べ過ぎ・食後の習慣を見直す
食べ過ぎや、食後すぐに横になる習慣は、胃や腸に余分な負担がかかり、食べ物の重みで腸が下がりやすくなってしまいます。
さらに、脂肪分の多い食事は消化に時間がかかるため、腸内にとどまる時間が長くなり、腸が下がる原因となることも。
腹八分目を意識して、食事の内容や食後の過ごし方を見直すことも、腸を守る大切なポイントです。
まとめ
ぽっこりお腹が解消すると、見た目がスッキリするのはもちろん、腸内環境や体調の改善にもつながります。
日頃の姿勢や食生活、運動習慣をぜひ見直してみてくださいね。
夏までにスッキリとしたおなかを手に入りれて、心も体も元気に毎日を軽やかに過ごしましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。
今日も素敵な1日をお過ごしください。