おはようございます。ファイナンシャルプランナーの稲村優貴子です。
この連載では、『朝のスキマ時間に学ぶ♪家計管理・お金の基本』というテーマで、お金にまつわるコラムをお届けします。
どうして!?「ガス代」「電気代」が急に上がった…
2月に入り立春を迎えたとはいえ、まだまだ寒い日が続いていますね。
お風呂や暖房器具など、電気やガスを使う機会が多い季節ではありますが、「えっ!どうして!?」と思うほどの上がり方をしていたときは、やはり確認をしたいもの。
原因がわかれば対策ができて、その後のコストをおさえられるかもしれません。
ということで今回は、家族の人数に変化がなく、いつもと同じ使い方をしているはずなのに、ガスや電気代の請求が多かった、という時に確認したいことを3つ紹介します。
「ガス」「電気」料金が急に増えたときに確認すること3つ
【1】「漏電」「ガスコンロ不良」などの可能性
配線の劣化や、接触不良などで無駄な電気やガスを使っているかもしれません。異常がないか確認し、必要に応じて業者さんに点検してもらいましょう。
あまりに異常な増え方をしているときは、電力会社、ガス会社に問い合わせることも有効かもしれません。
また、使っていない家電のケーブルをコンセントにさしっぱなしにしていないかなど、家電関係の配線周りをチェックしてみるのもおすすめです。
【2】電気・ガス料金の値上がり
原油価格の高騰による値上がりが続いています。急に上がった場合は、ガスや電気代の価格改定や、政府による補助が終了したタイミングだったのかもしれません。
その場合は、受け入れるしかありませんが、できるだけおさえるために、電力会社の比較・見直しをしたり、エアコンの使用をできるだけ控えるよう意識したり、料金プランや契約アンペアの見直しを検討しましょう。
また、ガスの場合、冬は気温が下がる関係で、夏に比べ、お風呂などのお湯をわかすのに必要なガスの量が増えるそうです。また、夏はさっとシャワーで済ませるけれど、冬はゆっくりお風呂につかっている…という場合は、当然ガスの使用料が増えます。
気温低下にあわせてガス代が増えている場合は、追い焚きの回数を減らすよう、できるだけ家族が続いて入浴するなどの工夫をしてみましょう。
【3】家電の使用時間の変化
自分の知らないところで家族がヘアアイロンやオーブンなど熱を利用する家電を多用している可能性があります。
電気毛布やこたつのつけっぱなしなどもチェックしましょう。
高電力消費家電の使い方を再確認し、買替のタイミングで省電力タイプに切り替えるのもいいですね。
節約すると損!?お金を有効に使う「オトクな出費」3つ
まとめ
固定費である光熱費を一度しっかり見直して、節約やコントロールができるようになると、毎月の支出を抑えやすくなります。
ガス、電気代が急に上がりがちなこの時期に、内訳を確認してみては?