おはようございます。野菜料理家やのくにこです。
本年もこの連載で、朝ごはんにおすすめのレシピをご紹介します。どうぞよろしくお願いいたします。
さて、今年は長いお正月休みだった!という方も多いかもしれません。お正月料理を食べ過ぎてしまい、胃腸が疲れ切っている…そんな方におすすめしたいのが、お正月の定番「七草粥」です。
春の七草といえば「せり、なずな、ごぎょう、はこべら、ほとけのざ、すずな、すずしろ」ですね。
七草粥を食べることは、寒い冬を乗り越えて芽吹いた新鮮な野菜で、冬に足りないビタミン補給や食べ過ぎた胃腸を労わるという意味と、年の初めにその年の無病息災を願い長寿も願うという風習があります。
スーパーなどで「七草パック」が売られていますが、無い場合は冷蔵庫にある「すずな(かぶ)」や「すずしろ(だいこん)」などの葉を刻んで作ってもおいしいですよ。
今回は、お正月に使いきれなくて残っているかもしれない「かぶ」と「だいこん」だけで作る、お手軽七草粥風をご紹介します。
炊いたご飯でも作れますが、少量の生米から炊くとよりおいしくなるので、今回は米から作るレシピをご紹介しますね。
余ったかぶとだいこんで気軽に作る「七草粥風」
材料(2人分)
- 米 1/2合
- 水 700ml
- 塩 ひとつまみ
- かぶ 30g
- かぶの葉 20g
- だいこん 30g
- だいこんの葉 20g
作り方
1) お米をさっと洗って鍋に入れ、分量の水を加え中火で加熱する。ふつふつ沸いてきたら、木べらで底からはがすように混ぜる。
2) 菜箸を2本鍋と蓋の間に置いて隙間を作り、弱火にして時々混ぜながら30分炊く。
2) かぶとかぶの葉、だいこんとだいこんの葉は粗みじん切りにして、別の鍋で沸騰した湯に入れ、1分ほど茹でる(アクを取るため)。茹でたらザルにあげて、水気を切っておく。
3) やわらかいお粥になったら、塩と(2)を加え混ぜる。
これだけで、おいしい本格的なお粥が作れますよ。
七草を使う場合は粗みじん切りにして、沸騰したお湯で30秒茹でたらザルにあげてくださいね。
時短で作りたい方は、炊いたご飯で作ってください。炊いたご飯で作る場合は、鍋に炊いたご飯の1/2合分を入れ水を400ml加えて、約4分程度煮るとお粥になります。
本格七草粥の作り方はこちら↓
1月7日の朝ごはんに食べよう。「七草がゆ」の作り方
鏡割りの日に作りたいリメイク「おかき」はこちらから↓
https://ameblo.jp/atelieryano/entry-12783776223.html
今年も皆様に役立つ朝ごはんレシピをお伝えしていきます。よろしくお願いいたします。
次回は「発酵白菜」をご紹介します。
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