おはようございます。ファイナンシャルプランナーの稲村優貴子です。
この連載では、『朝のスキマ時間に学ぶ♪家計管理・お金の基本』というテーマで、お金にまつわるコラムをお届けします。
生活するうえで欠かせないともいえる、銀行など金融機関の口座。
大学進学や単身赴任などで引っ越しをしたり、勤務先で給与振込の銀行を指定されたりして、普段使うメインの口座以外にも複数の口座を持っていませんか?
持っている口座を使わずに放置していると、いつの間にか手数料が引かれて残高が減ってしまっているかもしれません!
今回は、口座を持っているなら必ず知っておきたい「未利用口座管理手数料」についてお伝えします。
使っていない間に手数料がかかっているかも!「未利用口座管理手数料」とは
未利用口座って?
非利用口座は、長期間(2年以上)未利用かつ残高1万円未満である口座のこと。
金融機関によっては、18歳未満の口座や借り入れのある場合は対象外にしています。
長期間利用のない預金口座が不正利用されることによる被害を防止することを目的として、口座の維持・管理にかかる手数料を「未利用口座管理手数料」として差し引きく金融機関が増えてきています。
「そういえば、そんな通知がきていたような…」と、心当たりのある方も多いのではないでしょうか。
届け出先の住所が違うとお知らせがこないかも…
未利用口座に該当するようになった場合、手数料がかかる3か月前を目処に、届け出先の住所に案内が発送されます。
ただし、届出済みの住所から引っ越したせいでお知らせが到着しなかった場合、到着したものとみなして手数料請求手続きが進められてしまうのです。
なお、手数料が対象となる口座の残高が手数料額より少ない場合は、残高全額を手数料に充当したうえで口座は自動解約となります。
もし、お金を入れたまま、長い間使っていない口座がある場合や、引っ越し後の届け出先変更をしていない口座がある場合は、金融機関に早めに確認することをおすすめします。
たった2ステップで簡単!「お金が貯まる仕組み」の作り方
まとめ
まずは、自分の通帳を確認して、残高が少なければ入金して通帳を稼働させるか、もしくは解約してしまいましょう。
また、紙の通帳自体に口座管理料が必要な金融機関もありますよ。
手数料もどんどん上がっているので、積み重なるとかなりの金額になることも。ネット銀行なども活用し、少額の手数料にも気を配ることが大切です。