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朝、辛い気持ちを良いほうに上書き保存する技術

 

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6月14日、マガジンハウスより、池田千恵責任編集『マガジンハウスムック「朝4時起き」で、すべてがうまく回りだす!』が発売となります。

ただいま制作が最終段階。今回、モチベーションを高めるだけでなく、具体的に「使える」内容になることを意識しています。出版記念のイベントも行います。こちらのブログでもお知らせしますので、どうぞお楽しみに。

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これは、今回のムックに掲載されている、消化が良くて早く起きることができる夜レシピの撮影の様子。楽しかった!

このムックでも触れているのですが、私が朝の時間が大好きな理由の一つは、丈夫な心と余裕な精神状態を作ることができることです。朝イチで自分を大事にしてあげると、一日が気分よく、スムーズに回りはじめる。だから私は朝が大好きなんです。

今回は、自分を大事にしてあげる手法で、私が試して効果があったものの一つ、「感情の上書き保存」についてお伝えします。

嫌な思い出とか辛かった出来事、自分の行動に後悔した出来事は、意味づけを変えて上書き保存すると気が楽になります。これを私は感情の上書き保存と呼んでいます。これを、朝の静かな時間で行うと心が穏やかになり、前に進むことができるようになります。

出来事は変わらないけど、自分の捉え方を上書きするのです。

例えばとても傷つくことを友人から言われてしまったとき、最初に感じるとっさの気持ちは変えられません。私もつい先日、仲が良い友人から、自分がみないようにしてきた事実、つまり痛いところを直接指摘されて、ついムッとしてしまいました。

●最初にとった「ムッとした」「そういう風に思われていたなんて悲しい」という反応は変えられない
●ムッとしたことで、その後のアドバイスを素直に聞けなかったという事実は変えられない

でも、捉え方とその後の行動なら、いくらでも後で上書き保存できます。

その場では受け入れられなかった言葉を、直後に振り返るのではなく、一旦寝てクールダウンさせて、朝の時間で振り返るのです。

そうすると、前日まで感じていた「分かってもらえてなくて悲しい」「そんな言い方しなくてもいいのに」というモヤモヤした気持ちが消え、「この人は、本当に自分のためを思って、あえて耳の痛いことを言ってくれたんだ」と認識を変えることができます。

ポイントは、感情に流されて言葉を「自分語」に読み替えて曲げてしまわず、相手の言葉一字一句を思い出しながら客観的に分析すること

この「客観化」が、朝なら夜に比べてスムーズにできますのでおすすめです。私の経験でいうと、夜これをやると、自分語に読み替えて感情的な反応のまま上書き保存されてしまいます。

私は周囲から、「元気だね!」とか「前向きだね!」と言われることが多くありますが、そんなことはなく、引っ込み事案でネガティブで、すぐ怒ったりイライラしたりするタイプでした。

そんな私が今、元気だ、とか前向きだ、と言われる理由は、感情の部分と論理の部分をきちんと整理して上書き保存する、朝の習慣のおかげです。

もし今日、辛いこと、悲しいこと、イライラすることがあったら、「上書き保存」を思い出して明日の朝実行してみてくださいね。

きっと、気持ちがふっと軽くなりますよ。

こういう風に思ってしまう自分が大嫌い!じゃなくって、思ってしまったことを、良い方向に上書きしちゃえば、自分のことも、相手のことも、大好きになれますよ。

「上書き保存」の話は、連載している「シゴタノ!」でも詳しく書きましたので参考にしてくださいね。
GW明けの5月病を防ぐための「早朝クヨクヨ」→「上書き保存」の技術

 

この記事を書いた人
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いつも余裕があるママの朝時間の過ごし方

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朝活の第一人者 ママになった池田千恵さんの朝の過ごし方
Written by

池田千恵

株式会社朝6時 代表取締役。国家資格キャリアコンサルタント。

外食企業、外資系企業を経て現職。経営戦略としての朝時間活用の仕組みを構築しているほか、個人に向けては会社員のまま成果を出しつつ自分だけの商品を作り、本業以外にも収入経路を持つ方法を朝活で学ぶコミュニティ「朝キャリ」(https://ikedachie.com/course/salon/を主宰。12年連続プロデュースの「朝活手帳( https://asajikan.jp/article/212337 )」など著書多数。

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