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これさえあれば料理上手になれる!「極上一番塩Fiori di Sale(フィオーリ ディ サーレ)」

 

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さて、前回のエントリーでも紹介しました、

「極上一番塩」

それはイタリア語では

「Fiori di Sale(フィオーリ ディ サーレ)」=塩の花

と呼ばれます。

何故一番塩なのかって、、、?

それは、塩のクリスタルができる前に、フワーと浮かんできた塩だから。
塩のクリスタルが出来るのは7月中旬ごろから。
その前の6月(ちょうど今頃ですね!)、
塩田の表面にうっすらと白い塩が浮かんできます。
これが「Fiori di Sale(フィオーリ ディ サーレ)」。
それを人間の手でアミを使って丁寧に収穫。
ザルに入れて天日干しします。

一番最初に浮かんできたフィオーリ ディ サーレは、

「ミネラル分」

が、たっぷ~り含まれているといいます。
ミネラル分、それは、

・カリウム
・マグネシウム
・ヨード

などなど。
体では作る事ができないミネラル分。
この地域で収穫された塩はミネラル分が豊富と言われているのですが、
その中でもフィオーリ ディ サーレはピカイチ豊富だそうです。

この塩、、、そのまま食べても甘みを感じられるほどおいしいのです。
ツンッ!とした科学的な刺激はもちろんなく、
口の中に含むとジワーっとしょっぱさと共に、
甘みが後からやってきます。

私がいつも行く塩田では、プレーンなフィオーリ ディ サーレの他、
レモンやオレンジの柑橘類の皮が入ったもの、
セージ、ジュニパー、コショウなどのハーブ&スパイス系が数種あります。

プレーンなものは、サラダに、焼いた肉や魚に、
天ぷらを食べるための塩としてもおいしそう☆彡
柑橘系やハーブ&スパイス系は、肉・魚の下ごしらえにも最適です。

いずれも使うだけでグッとおいしさが増すのを実感していただけます。

朝ごはんにはトーストにこの極上塩と、爽やかなシチリアのグリーンの香りがするオリーブオイル、、、
これだけでご馳走です♪

思いがけずシリーズものとなった「塩シリーズ」。
私が住むシチリアの西の端トラーパニの塩のことが
お分かりいただけたかと。
シチリアは塩だけじゃなくて、オイシイ食材の宝庫!
皆さんも是非一度いらして、実感してみてください☆彡
私が美食の旅に皆さんをご案内します!

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♪シチリア美食の旅をコーディネート♪
La Tavola Siciliana(ラ ターボラ シチリアーナ)

 

この記事を書いた人
Nice to meet you!

シチリア料理研究家 佐藤礼子のボーノな毎日!

公式ブログ
イタリアの南の島”シチリア島”の、色鮮やかな朝の風景
Written by

佐藤 礼子

(イタリア・シチリア島在住)

イタリアの南の島、シチリア島より。大地の恵みと大自然にすっかり魅せられ、ここに残ることを心に決めました。現在、シチリア食文化を研究しつつ、シチリアで日本人の方向けのシチリア料理教室「ラ ターボラ シチリアーナ」を主宰しています。2012年には「イタリアで一番おいしい家庭料理 シチリアのおうちレシピ」(講談社)を出版。シチリアの美味しい情報はブログ「La Tavola Siciliana〜美味しい&幸せなシチリアの食卓〜」から。現在一番興味があるのは「オリーブオイル造り」。50本のオリーブの木達を育てています。

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