おはようございます。10,000個以上のパンを食べ歩いたパンマニアの片山智香子です。
この連載では、朝から元気になれる美味しいパン屋さんやカフェを紹介します!
東急東横線の代官山駅の中央口を出たら右に1分。ほぼ目の前にある商業施設、Forestgate Daikanyama内に、今年の4月23日にオープンした「Et Nunc Daikanyama(エトヌンク代官山)」。
こちらのお店は、ラグジュアリーホテルとして有名なパレスホテルが作ったブーランジェリーブランドで、「素材のおいしさを感じるパン」がコンセプト。パレスホテルのパン自体に定評はあるのですが、そちらで30年以上腕を振るうベーカリーシェフ星敏幸氏が開発を手掛けたパンが並んでいます。
朝は9時半からオープンしていて、訪問した10時近くでも8割くらいのパンは出揃っている感じ。店内にイートインスペースもありますが、店前にはテラス席もあるので、天気が良い朝などはこちらで頂くのもありかと。
看板商品「マジョラムソーセージのチャバタサンド」
看板商品でもあるチャバタは、奇跡の小麦と称される希少品種の小麦粉「キタノカオリ」や自家製酵母のルヴァン種を使用しています。
クラスト(外側)は薄めで、クラム(内側)はペタペタっと瑞々しい食感。噛んだ時にマジョラムソーセージの旨味がジュワッと口内に広がり、ちょい辛なソースとフレッシュなトマトの組み合わせがたまりません!
人気ナンバー2「チャバタあんばた」
マジョラムソーセージのチャバタサンドと同じく、パン生地はチャバタ。中には北海道産エリモ小豆を使用した餡子、北海道根釧地区の生乳を使用した発酵バター、国産フルールドセル(天然海塩)を使用しており、むぎゅりとヒキのある生地に粒あんの甘味とバターのコク、そして、味を引き締めるべく塩味も感じ、後ひくお味。
人気ナンバー3の「パンオショコラ」
焼き色濃く、はらりとした層部分は繊細ながらもざっくざくな食感。それでいて、内層はゆるやかでしっとりしています。中に入ってるチョコは2本ですが、甘すぎずに大人な味わい。まず、ビジュの美しさに心惹かれたので人気あるのも納得!
あんクレーム
チャバタあんばたと被るところあるのですが、こちらはデニッシュ生地だと思われ、バリバリ食感。餡子と一緒にサンドされているのはバターではなくクリーム。なにより、こちらは冷蔵ケースに陳列されています。とにもかくにもクリームがなめらかであんバターとは違った甘味と旨味のマリアージュ。ちなみに、今の時期は(お願いすれば)保冷剤をいただけました。
陳列棚とイートインスペースの間に厨房があり、作っている様子をみることもできますよ。個人的には粉ヲタなので、粉袋の陳列に萌えでした(笑)。
Et nunc Daikanyama(エトヌンク代官山)
住所:東京都渋谷区代官山街20番23号「Forestgate Daikanyama MAIN棟」内
電話番号:03‐5422‐3604
営業時間:9:30~18:30
定休日:なし ※休業日あり
公式サイト:https://etnunc.jp/
※記事の内容は取材時の情報です。営業時間、定休日、商品等の最新情報はお店のホームページやSNSなどでご確認ください。★本連載は隔週金曜日でお届けしています。