みなさま、おはようございます。料理家の「かめ代。」です。
心が楽になる2品弁当。連載第254回目の2品弁当は
- 揚げない鶏のマヨ唐揚げ
- ちくわと野菜のキンピラ
のレシピをご紹介します。
気温が高くなってくると、お弁当のおかずにも対策が必要ですよね。唐揚げは、水分がでにくく、傷みにくいメインおかずの代表です。大さじ1の油+フライパンで揚げ焼きすると、揚げ物に比べてとても気軽に作れますよ。
サブおかずは、防腐効果のある「酢」を利用したキンピラに。調理法も工夫をして、一度レンジ加熱してからフライパンで仕上げています。レンジ加熱で出た野菜の水分は、フライパンで炒める時にしっかり飛ばしましょう。
簡単2品弁当、ぜひお試しください。
油少しで簡単!「揚げない鶏マヨ唐揚げ」「ちくわと野菜のキンピラ」2品弁当
1品目 鶏のマヨ唐揚げ
(材料)1人分
- 鶏もも肉 100g
- (A)しょうゆ 小さじ1
- (A)マヨネーズ 小さじ1
- (A)おろしにんにく 小さじ1/2 ※おろししょうがでも
- かたくり粉 大さじ2
- 油 大さじ1
(作り方)
1) 鶏肉は小さめのひと口大に切る。(A)を揉み込み、室温で5分程度置いておく。
※短時間で火が通るよう、鶏肉は小さめにカットしましょう
※室温に置いておくことにより、その後の火の通りや味しみがよくなります
2) かたくり粉を大さじ1程度入れてからめ、しっとりとしたら、残りのかたくり粉をまぶす。フライパンに油を入れて中火で熱し、鶏肉の皮側を下にして並べ入れ、蓋をして2~3分加熱する。
※ふたも必要です
※鶏もも肉の脂も利用して唐揚げにします。必ず皮を下にして焼いてください。鶏むね肉などを使用するときは、油を倍量に増やしてください
3) 裏返してもう片面もこんがりと焼き、全体に火を通す。
最後、全体を炒めるようにして、側面にもしっかりと火を通します。
4) キッチンペーパーなどの上に取り出し、油を切りながら冷ます。
※フライパンは洗わずに、フライパンに残った油を利用して副菜を作りましょう
2品目 ちくわと野菜のキンピラ
(材料)1人分
- ちくわ 1本(50g)
- にんじん 2cm程度(20g)
- ピーマン 1個(30g)
- ごま油 小さじ1/2
- 塩 少々
- しょうゆ 小さじ1/2
- 酢 小さじ1/2
(作り方)
1) ちくわは横半分に切り、縦に棒状に切る。にんじんは短冊切りに。ピーマンは種をとって縦に1cm幅程度に切る。耐熱容器ににんじんとピーマンを入れてごま油と塩をからめる。
2) 蓋をして、電子レンジで1分加熱する。
※蓋をしたままレンジ加熱できる容器(容量 850ml レンジ加熱温度500w)を使用しています
3) フライパンを中火で熱し、ちくわと2の野菜を入れて炒め、しょうゆと酢を入れて汁気をしっかり炒り飛ばし、黒ごまをからめる。
2品弁当の詰め方プロセス
1) ご飯は左側に斜めに詰めて大葉を仕切りにする。
2) 鶏の唐揚げを、ごはんに沿わせるようにして詰める。
3) 空いている部分にキンピラを詰める。
4) ごはんの上に梅干しと塩昆布をのせる。
※分量外の材料(ごはん1人分、梅干し1個、塩昆布 少々、大葉 1枚)
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「心が楽になる2品弁当」はいかがでしたか?
定番の唐揚げ。今回はマヨネーズに含まれている「酢」も利用しつつうまみのあるおかずになります。
唐揚げもキンピラの「酢」も、加熱すると酸味がやわらぎ、うまみにかわります。ぜひ、暑い時期のお弁当に積極的に使ってみてください。
大さじ1の油で焼く「揚げない唐揚げ」は、長年の我が家のお弁当おかず。作り置きしなくても朝作る気になります。
そのフライパンを利用して、副菜をサッと炒められるところもお気に入り。ぜひ、お気軽にお試しください。
2品弁当で心を楽に。
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料理研究家 かめ代。
公式サイト 「 kameyo レシピと暮らし」 https://kameyogohan.com/
☆この連載は<毎週日曜日>に更新します。来週もどうぞお楽しみに…!