おはようございます。好印象マナー講師の林慶子です。
マナーや心の在り方を知って好印象な自分になる!すぐに実践できるコラムを、毎週火曜日にお届けしています。
今週のテーマ:脱ぐ or 脱がない?「帽子」のマナー
暑さが本格化する季節。熱中症対策の一つとして、そしておしゃれの一環として、外出時に「帽子」をかぶる人が増える時期ですね。
さて、みなさんは、室内に入ると帽子を脱ぎますか?それとも、かぶったままですか?
今回は、外出時に迷いがちな「帽子」のマナーについて一緒に確認しましょう!
帽子のマナーは「男女で異なる」
帽子は、実は男性と女性でその成り立ちが異なります。
男性がかぶる帽子は、「頭が汚れないようにする」ためや、兜が由来と言われています。一方、女性の帽子は、「アクセサリーの一部」として始まったと言われています。
そのため、男性と女性ではマナーも変わってくるのです。
- 男性の場合
室内や目上の方の前、挨拶をする場合は帽子を脱ぐのがマナーとされています。
これは、外の埃を中に入れないため、また、帽子の中に武器を隠し持っていない=敵意がないことを示すため、と言われています。
- 女性の場合
基本的にはどのような時でも帽子はかぶったままでOK、とされています。これは、帽子はアクセサリーの一部であり、帽子も合わせて正装とみなされるためです。
ただし、これは小ぶりでフォーマルなものに限ります。つばの広いものやカジュアルなものは、室内では脱いだほうが良いでしょう。
また、日本では、室内では帽子を脱ぐという考えが一般的なため、お相手や状況に合わせて判断しましょう。
皇室やイギリス王室の方々をテレビなどで見ると、違いがよくわかるかと思います。
カジュアルな場ではそんなに気にする必要はないかもしれませんが、格式高い場所(参拝を含む)や、目上の方と一緒の時は、基本のマナーを知っておくと安心です。
まとめ
帽子の着用に関しては、様々な背景や事情があるため、絶対ではありません。
室内で帽子をかぶっている人を見て「あの人は帽子のマナーがなっていない!」と思うのではなく、自分が周りの方にどのように心遣いを表すのかを、柔軟に考えられると良いですね。
それでは、また次回!Have a ごきげん day!
☆このコラムは【毎週火曜日】更新です。次回もお楽しみに!