この連載では、朝活コミュニティ「朝キャリ」のみなさんに、朝の時間の楽しみ方や、朝活をして変わったこと、取り組んでいるチャレンジをご紹介いただきます!
管理栄養士として8年間、メタボ改善のダイエットサポートのお仕事を経験し、現在は重ね煮アカデミー認定師範としてご主人のダイエットを叶えたい妻にむけての食の教室を開催しています。
私は早起きが苦手でした。目覚まし時計を2つ使ったり、「明日こそ!」と気合いを入れて寝たりしても、いざ朝になると身体が重くて起きられず、私には早起きは向いていないのかも、と思っていました。
けれども、夕食の内容を変えることで、睡眠の質が良くなり、朝スッキリ目覚められるように変わったのです。
その経験をふまえ、今回のコラムでは、朝にスッと起きられる「夕食の工夫」を3つお伝えします。
「胃腸に負担をかけない夕食」で朝スッキリ!
朝スッキリ目覚めるために、心がけたい夕食のポイント。それは、一言で言うと「胃腸に負担をかけない食事」です。
具体的には、次の3つです。
【1】ご飯と味噌汁をそろえたスタイルに
【2】油は控えめに
【3】主菜はお魚がおすすめ
それぞれ詳しくご紹介しますね。
【1】ご飯と味噌汁をそろえたスタイルに
ご飯(お米)は日本人の体質にはとても合っていて、消化、吸収、排泄までがスムーズな食材です。糖質のためダイエットには良くない、というイメージが先行していますが、低脂肪で食物繊維も豊富で、実はとってもヘルシーな食材なんです。
ぜひ、恐れずに、しっかり茶碗一杯食べる事を意識してみてくださいね。
そして、お味噌汁は、日本人が古くから親しんできた発酵食品である味噌を使った汁物。腸内環境を整えてくれることで、消化能力を高め、朝スッキリ目覚める手助けになります。
【2】油は控えめに
現代の食事では、揚げ物や炒めものなどのおかずは普通のメニューですが、実は日本には、水で煮炊きしてきた食文化があります。油を普段の食事に使うようになってから、たった80年ほどしかたっていないといわれます。
高脂肪の食卓は、日本人が本来体質的に備えている消化器官、消化酵素にマッチしていないので、内臓が疲れる原因に。
内臓が疲れていると快適な目覚めを妨げてしまうことにもつながるので、夕食は「油控えめ」を心がけるようにしましょう。
【3】主菜はお魚がおすすめ
日本は四方を海に囲まれた国で、魚が豊富です。1万年以上も前から魚を食べていた歴史があると言われています。一方、お肉は食の欧米化の影響で近年食べられるようになった食材です。
日本人の体質に合った魚を摂り入れることで、翌日は身体の軽さを感じ、スッキリ目覚められるかもしれませんよ。
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以上、朝スッキリ目覚める夕食の工夫を3つシェアしました。
ぜひ試してみてくださいね。
渡辺すみよさんのプロフィール
一般社団法人 日本重ね煮協会 認定師範
長男の野菜嫌いに悩んでいた時に出会った「重ね煮」に感動。これこそリバウンドのないダイエットを叶える最高の方法だと確信。ご主人のダイエットを重ね煮を活用して叶えるサポート中。
ホームページ:重ね煮養生ご飯 にじいろCafe