おはようございます。朝美人アンバサダーで、ダイエットインストラクターの岩瀬結暉です。
精製された砂糖よりも太りにくいとされている蜂蜜、メープルシロップ、そしてオリゴ糖。ダイエットのためこれらの甘味料を、白砂糖の代わりに使っている方も多いはず。
では、これらの甘味料が白砂糖よりも太りにくい、と言われる理由はご存じでしょうか?
今日は、代表的な甘味料の種類と特徴について解説します。
太りにくいのはどれ?「甘味料」の種類と特徴
蜂蜜(はちみつ)
蜂蜜は、蜂が花の蜜を集め、巣で加工して作る自然産物です。
- 低いGI値
蜂蜜は、精製砂糖に比べてGI(グリセミック指数)がやや低めです。これは血糖値の上昇が緩やかであることを意味し、急激なインスリンの放出を防ぐ効果につながります。
インスリンの過剰な分泌は脂肪蓄積を促進するため、蜂蜜は砂糖にくらべて太りにくいとされています。
- 抗酸化物質
蜂蜜にはビタミン、ミネラル、抗酸化物質(体内の老化や病気を防ぐ成分)が含まれています。これにより、体内の酸化ストレスを軽減し、全体的な健康を維持する効果が期待できます。
蜂蜜をうすめて砂糖水を足している安価な蜂蜜もあるので、購入する際は気をつけて。
メープルシロップ
主にカナダやアメリカ北東部で、サトウカエデの樹液を収集し、濃縮して作られます。
- 栄養素が多い
メープルシロップはミネラル(マグネシウム、カリウム、亜鉛、鉄など)を含んでおり、これらの栄養素が健康的な代謝をサポートする可能性があります。
- 低いGI値
メープルシロップも精製砂糖に比べてGI値が低く、血糖値の急激な上昇を抑えるのに役立ちます。砂糖と比較してインスリンの急激な増加を防ぎ、体内での脂肪の蓄積を抑制できるといわれます。
オリゴ糖
オリゴ糖は、砂糖やその他の天然の炭水化物から生成されます。その中でも特にフラクトオリゴ糖やガラクトオリゴ糖が一般的です。
- 吸収されにくい
大部分のオリゴ糖が「難消化性」という特徴を持ちます。通常の糖質は食べたあと、体内の消化酵素で分解・吸収されますが、難消化性のオリゴ糖は消化酵素で分解されずに、そのまま大腸に到達します。
大腸に到達し体質オリゴ糖は、腸内の善玉菌の栄養源となり、腸内環境が改善されます。
- 低いGl値
こちらも他の糖類と比べて低いGl値です。
なお、果物に含まれる甘さの果糖は果物に含まれる自然な糖で、血糖値をゆるやかに上げる特性があります。果物全体として摂る場合には食物繊維も一緒に摂取でき、血糖値の急激な上昇を抑える効果が期待できます。
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甘味料の違いと特徴について解説しました。
これらの甘味料は、血糖値の急激な上昇を抑える特性や健康的な栄養素を提供するため、精製された砂糖より太りにくいとされます。ただし、これらの甘味料も糖質ですので、過剰に摂取すると体重増加の原因となりますので食べ過ぎにはご注意を。
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