おはようございます。フードスタイリストの河合真由子です。
京都で楽しむ朝ごはん。今回は、老舗の和菓子屋「亀屋良長」の「スライスようかん」をご紹介します。
小倉バタートーストが簡単に作れる「スライスようかん」
今日おすすめするのは、和菓子屋亀屋良長から発売されているスライスようかんです。
こちらは、薄くスライスされた丹波大納言小豆の粒あん羊羹の真ん中にバター羊羹がのっかり、ケシの実がふられたもの。食パンにのっけてトーストすると、簡単に小倉バタートーストになる商品です。
従来のようかんのイメージからは想像しがたいかもしれませんが、パンにのせて焼くと、 ようかんがとろっと溶けて、熱々の小倉バタートーストが簡単に完成します。
ようかん部分はかなり高温になるので火傷に注意が必要ですが、溶けた小倉バターの香りがなんとも食欲をそそるトーストが、おうちで手軽に楽しめます。
女将が発案。画期的なスライスようかん
こちらのスライスようかんは、現在のご主人の奥様(女将さん)が考案した商品です。 トーストにのっけられるスライスチーズのように手軽に小倉トーストを楽しめられたら…という発想のもと、開発が進められました。
ただ羊羹をスライスしてのっければいいという発想ではなく、上質な餡を使うことにこだわり、 ミルで細かくした粒あんをこしあんに混ぜたものを使用。餡の風味が最大限味わえるように工夫がしてあります。
また、沖縄の塩を加えた焦がしバター羊羹でさらに濃厚な味わいに。芥子の実のトッピングで食感を加えるなど、細部への配慮も垣間見られる商品です。
なお、この羊羹のスライスは職人さんが一つ一つ手でカットされているそうですよ。
この商品は2018年に発売以来評判を呼び、今や同店を代表する商品の一つとなりました。 和菓子と聞くと、お正月などすこし特別な時期にしか食べないイメージですが こちらの商品であれば、手軽に食べられる和菓子として、取り入れられそうですね。
日持ちする小パック包装でお土産にもおすすめ
もう一つ、京都のお土産としてもこちらの商品はおすすめです。 京都のお土産といえば、なんとくなくお決まりのお菓子名が頭に浮かんできますが…京都通の方にもこの商品であれば珍しく、また和菓子の中では比較的日持ちしますので ちょっとした手土産にもおすすめです。
ちなみに、写真は季節限定の小倉バター×焼き芋のスライスようかん。季節限定でこういった商品も販売されています。(ハーフ&ハーフはさらにお得感がいっぱいです!)
亀屋良長さんは、他にも他ブランドとのコラボ商品や祭事に向けた限定商品などをたくさんうみだしている注目の和菓子屋さんです。
また京都の本店の店脇には、美味しいと評判の無料でいただける井戸水もあります。是非機会があれば本店にも訪れてみてください。
お店情報
亀屋良長
フードスタイリスト 河合 真由子
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