おはようございます! ヨガインストラクターの高木沙織です。
今回おこなうのは、翌朝のすっきりした目覚めをサポートする“夜の仕込みストレッチ”。
日が落ちても気温が下がらず、熱帯夜が続いていますよね。エアコンを弱めると寝苦しく、強めるとひんやり寒すぎる…。夏は睡眠の質が低下しやすい季節です。そのため「朝になっても疲労感が抜けない」ことも珍しくありません。
ここからは「睡眠の質を高めて、朝から元気に過ごしたい!」というときにおすすめのストレッチをご紹介します。
寝る前5分!翌朝のすっきりした目覚めをサポートする「夜の仕込みストレッチ」
1)足の裏同士を合わせた“合せき(がっせき)”の姿勢で座る。
※ 左右の座骨(お尻の下のほうにある尖った骨)に均等に体重を乗せ、骨盤を起こして背筋を伸ばします。両手で足先を持ちましょう。
2)両手を体のうしろについて上体を軽く倒す。胸を開いて呼吸を深めます。
※ 目安は、頭~恥骨まで斜め一直線の姿勢! 両手の指先を体のほうに向けて、体重をしっかり支えます。左右の肩甲骨をグッと中央に寄せて胸を開いたら、呼吸を5回繰り返しましょう。
3)上体を倒して仰向けになる。股関節周辺の筋肉の緊張を緩めます。
※ 2の姿勢からゆっくり上体を倒し、仰向けになります。足の裏同士はつけたまま! 無理のない範囲で両ひざを床に近づけ、かかとを恥骨に引き寄せて呼吸を5回繰り返しましょう。
4)左腕を体の右側に伸ばし、右腕で下からホールドする。肩まわりの筋肉の緊張を緩めます。
※ 左手の指先が右肩の先にくるように、腕を横に伸ばします。右腕は下からまわしてきて、ひじのあたりをホールド。左の肩甲骨が床から軽く浮く程度に腕を右側に引っ張って、呼吸を5回繰り返します。反対側も同様におこないましょう。
ポイント
- 胸を開いて深い呼吸をし、副交感神経を優位にする。
- 股関節や肩まわりなど、凝り固まって緊張しがちな筋肉を緩めて心身をリラックスさせる。
ベッドの上でたった5分。ぐっすり眠りたい夜に試してみてくださいね。
※ 呼吸数は目安なので、5回より多くおこなってもOK。
それでは今日も、良い1日を!
☆この連載は<毎週金曜日>更新です。来週もどうぞお楽しみに!