お風呂やシャワーの後に髪を乾かす作業、面倒に感じてしまうこともありますよね。
ですが、実は髪を乾かすことはキレイな髪を保つためにとっても重要!ひと手間で更に健やかな髪や頭皮が手に入り、正しい知識があればドライヤー時間を短縮することもできます。
今日は美容師の森本英梨さんの連載の中から自然乾燥を避けたほうがいい理由や、時短になる乾かし方、おすすめアイテムなど、髪に関する豆知識をご紹介します。
自然乾燥、半乾きはNG!「髪をすぐに乾かした方がいい理由」とは?
みなさんは髪を洗った後にすぐドライヤーで乾かしていますか?とりあえず髪をタオルでまとめて後回しにしてしまったり、自然乾燥にしている方も多いかもしれません。
ですが、髪のためには濡れた髪はすぐに乾かすのが正解!その理由は4つ♪
【1】ダメージの原因を抑える
髪を濡れたまま放置するとキューティクルが開きっぱなしになってしまい、結果的に髪が傷みやすくなってしまいます。
髪をしっかり乾かしてキューティクルを整えることで、髪のツヤもアップしますよ。
【2】頭皮環境の悪化を防ぐ
髪を濡れたまま放置していると、雑菌が繁殖しやすくなってしまいます。そうなると頭皮が痒くなったり、フケやニオイを引き起こすことも…。細毛や白髪の原因になるとも言われていますよ。
【3】カラーの退色防止
キューティクルが開きっぱなしになると髪が傷みやすくなるだけでなく、色落ちもしやすくなります。
せっかくのカラーリングを少しでも長くキープできるよう、しっかりドライヤーで乾かしましょう。
【4】髪のまとまりが良くなる
髪を乾かすことで、圧倒的に髪がまとまりやすくなります。熱処理することで広がりやうねり、パサツキなどを抑えてくれますよ。
ちなみに、半乾きの状態も濡れたまま放置しているのと同じような環境なので注意です!
(参考:自然乾燥は避けて!「髪をすぐに乾かした方が良い」4つの理由)
時短になる◎「正しい髪の乾かし方」
ドライヤーは正しく使うことで、髪への負担を減らし、乾かす時間も短縮できます。毎日使うドライヤーの使用方法を見直してみてくださいね♪
(1)ドライヤーを当てる前にしっかり「タオルドライ」!なるべく水分を取る
(2)ドライヤー前に、「ヘアオイル」や「ヘアミルク」を付ける
髪を熱から守るだけでなく、乾かす時間の短縮につながるものもあります。自分の髪の悩みに合わせて選んでみてくださいね。
オイルとヘアミルクの使い分けは、次の項目で詳しくご説明します♪
(3)乾かす前に「コーミング」する
ドライヤー前にクシを通すことで髪の絡まりを取り、スムーズに乾かすことができます。
(4)ドライヤーは「10〜15センチくらい頭皮から離して」しっかり振りながら乾かす
ドライヤーは10~15センチ程度頭皮から離して使用することで、髪へのダメージを最小限にします。
この時、早く乾かすためのポイントは、地肌をしっかり擦って、根本を立ち上げるようにして乾かすこと。
キューティクルが整い、髪の広がりやパサつき防止にもつながります。
(5)仕上げに「冷風」をかける
髪を乾かした後に冷風を当てることで広がっていたキューティクルが閉じ、髪内部の水分が逃げにくくなります。見た目にもツヤが出てキレイに仕上がりに!
この手順で髪を乾かせば、短い時間でまとまりのある髪を目指せますよ♪
(参考:ドライヤー時間が短くなる◎「正しい髪の乾かし方」とは?)
どっちがいい?「ヘアミルク」と「ヘアオイル」の使い分け方
先ほど「ドライヤー前にヘアミルクやオイルをつける」と紹介しましたが、2つはそれぞれ違った特徴を持っています。髪質や得たい効果によって使い分けることがおすすめです。
しっとりまとまる!「ヘアオイル」の効果&おすすめの髪質は?
ヘアオイルには、オイル特有のしっとり感があります。濡れた状態の髪に馴染ませることで水分を油膜でキープできるため、ドライヤー後のパサつきを防止し、まとまりのある仕上がりに。
髪のダメージやパサつき、広がりが気になる方に特におすすめなのがヘアオイルです。
重くなりすぎない!「ヘアミルク」の効果&おすすめの髪質は?
ヘアミルクの特徴は、保水効果が高いこと。髪を柔らかくしなやかにまとめてくれて、オイルよりも軽くてサラッとまとまり、重くなりすぎないというメリットも。
猫っ毛さんやボリュームがキープしづらい方が使いやすいのがヘアミルクです。
また、剛毛さんはヘアミルクを付けて髪を柔らかくしてから乾かし、ヘアオイルで仕上げるという合わせ技もおすすめですよ◎
(参考:ドライヤー前に何を付ける?「ヘアミルク」と「ヘアオイル」の違いと効果)
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何気なく毎日使っているドライヤー、ちょっとしたコツで快適に&もっと髪がキレイになりますよ♪
今日からぜひ実践してみてくださいね。