おはようございます。朝美人アンバサダーで、ダイエット講師の岩瀬結暉です。
今回は、痩せスイッチが入り、ダイエット効果が期待できると言われる「褐色脂肪細胞」について解説します。
「褐色脂肪細胞」って何?
脂肪細胞というと、一般的に脂肪を貯める貯蔵庫であり白色脂肪細胞のことを指しますが、褐色脂肪細胞とは脂肪を燃やして熱を作り出すミトコンドリアが多く存在する細胞で、色は茶色に見えるために褐色脂肪細胞と呼ばれます。
体温が下がって生命維持に危険を感じると、褐色脂肪細胞は脂肪を燃焼して熱を作り出し、体温を維持させるのです。
褐色脂肪細胞は赤ちゃんの時に多く存在し、大人になると減っていきます。少なくなった褐色脂肪細胞の働きは、個人差があり、機能が低下していると太りやすいことも分かっています。
食べるだけでカロリー消費できる
食事をすると、身体はエネルギーを消費しながら食べた物を消化・吸収します。
その消費エネルギーをDITと呼ぶのですが、褐色脂肪細胞が活性化されているとDITが高くなり、食べているだけで瘦せやすくなります。
例えば、肉などのタンパク質は、摂取したエネルギーの30%もDITに使われます。しかし、褐色脂肪細胞が活性化していないと、DITは低くなり消費エネルギーが少なくなり、太りやすくなるのです。
この褐色脂肪細胞は、残念ながら増やすことはできませんが、活性化することでダイエット効果が期待できると言われています。
気温15度で250kcal消費する
先ほど、体温が下がって生命維持に危険を感じると、褐色脂肪細胞は脂肪を燃焼するとお伝えしました。
具体的には、19℃~15℃はどの気温の場所に、薄着で2~3時間ほど毎日過ごすと効果的と言われています。15℃で3時間過ごすと250kcalも余分にエネルギーを消費するようです。
一般的に、成人女性の基礎代謝は1,200kcalなので、3時間だと150kcalしか消費しません。250kcal余分に消費することが、いかにすごいことか分かると思います。
最初から3時間は厳しいと思うので、冬ならば、寒すぎない日中に1時間ほどの買い物やウォーキングなどで外で過ごす時間を増やすのも良いと思います。
(寒いのを我慢して風邪などひくのは困るので、体調と相談しながら続けてください)
風呂上がりに冷水を浴びるなどの方法も知られているようですが、褐色脂肪細胞を活性化する効果は少し弱めのようです。
ウォーキングするなら、今の時期は痩せやすいチャンスです。「今年こそ!!」と思っている方は、ぜひこの時期を活用して、外で過ごす時間を増やしてみましょう。
ご質問がございましたら、私のInstagram(@yukinyansa)のダイレクトメッセージにご連絡くださいませ。
☆この連載は【毎週火曜日】更新です。次回もどうぞお楽しみに!