乳がんからの”キャンサーズギフト” ご機嫌な毎日をおくる3つの習慣

 

朝を楽しむ朝美人アンバサダーのみなさんによるスペシャル連載コラム!会社員の Ricaさんが40代で患われた「乳がん」。病とどう向き合い、前向きに過ごすためにどんなことを意識したのか…その体験をお話してくれました。

おはようございます。朝美人アンバサダーRicaです。

今月は乳がんの早期発見・早期治療の大切さを伝える「ピンクリボン月間」です。

私も乳がんを患った1人として、乳がんを見つけた経緯などコラムで書かせていただきました。(前回のコラム:9人に1人が乳がんに。私が「乳がん」になったからこそ伝えられること

今回は、乳がんの治療をする中で見つけた、ご機嫌な毎日を送るために意識していること3つをご紹介したいと思います。

私はこの3つを意識することで暮らしがとっても楽しく、充実したものになりました。乳がんがわかった後も幸せに暮らしています。

何かネガティブなことが起こったとき、最終的に自分の気持ちに責任を持つのは自分しかいません。

だからこそ、自分のご機嫌を自分でとる習慣をつけておく。そうすることで、自分で自分の暮らしを穏やかに、幸せに、保つことができると感じています。

乳がんからの「キャンサーズギフト」となった3つの習慣をお伝えします!

キャンサーズギフト=がんから得たもの。充実した毎日を送るための「3つの習慣」とは

【1】好きなことでリフレッシュ!自分が「心地よい時間」を作る

あなたにとって心地のよい時間は、どんな時ですか?

私は暮らしの中で、「穏やかだなぁ」「幸せだなぁ」と思う時間を見つけてきました。この時間が、今はなにより大事!

ちょっと凹んだとき、意識的に気持ちのよい時間を作ることでリフレッシュして、ポジティブな穏やかな自分に戻ることができるようになりました。

私にとって、心地のよい時間は・・・

  • 無農薬や無添加の身体にやさしい食材を作った、おいしい食事の時間
  • 風が吹き抜ける、緑に囲まれたリビングでのモーニング、キャンドルタイム
  • お気に入りのカフェでのひと休み

特に食事は毎日のこと。

もともと、無農薬で育てた野菜や無添加の食材を使っていましたが、乳がんになってからは、さらに、気を付けるようになりました。

無理せず、できる範囲で身体によい食事を作り、ごはんの時間を楽しむようにしています。

野菜

我が家で欠かせない、無農薬で育てた野菜の定期宅配便。

週末、千葉のさいのね畑さんから野菜が届くのが楽しみで、何を作ろうとワクワクしています。

食卓

食事をとるリビングも、大好きなものでいっぱい。

自分の背丈ほどあるグリーンに、手仕事が光るダイニングテーブルや器、ガラス製の照明など。人のぬくもりのあるものが好きで、ひとつひとつ集めてきました。

そして、ちょっと気分を変えたいというときは、カフェへ。私はご近所や大好きな街にいくつかお気に入りのカフェを見つけています。

カフェ

この日はお休みということもあり朝から鎌倉へ。海を見ながら日記を書く時間が最高に気持ちよく、自分とじっくり向き合う時間です。

人がいいものではなく、自分が気持ちのよいものを。自分が穏やかに、落ち着ける場所を持つと、暮らしがぐっと底上げされます。

自分の暮らしの中、半径2メートルに是非「憩いの場」を作ってみてください。

【2】自分自身もポジティブな気持ちに♪「ありがとう」を積極的に伝える

そして、日々の中で意識していること。それは、感謝の気持ちを伝えることです。

家族、友人、職場の人たちに、積極的に「ありがとう」を伝えるようになりました。

乳がんを患い、仕事を休んだり、今までできることができなくなったり、人を頼らざるを得ないシーンがいくつもありました。

助けてもらったとき、勇気をもらったな、というとき、その場で「ありがとう」を伝えるようにしています。

病気になり、当たり前だったことが当たり前ではなくなりました。人の優しさが人一倍身に染みるようになり、自然とありがとうという気持ちになったことが理由です。

手術後の療養生活の中で、「ありがとう」を見つけるのが得意になり、今でも毎日の暮らしの中で1日10回以上は「ありがとう!」を言っています

そして、「ありがとう」という言葉を伝えるたびに、私自身がポジティブな気持ちをもらい、勇気づけられていることに気づいたのです。

ポジティブな言葉は、ポジティブな気持ちを連れてくる。ぜひ、身近な人に「ありがとう」を伝えてみてください。恥ずかしかったらメールや手紙でも。

きっとあなた自身が癒されるきっかけになるかと思います。

【3】自分のありたい姿を明確に。「未来の自分」をイメージする

半年後、1年後、10年後、あなたはどんな自分になっていたいですか?

闘病中、術後の辛い時期を乗り越えられたのは、未来の自分がありたい姿が明確だったからです。

乳がんになり、私には新たな夢ができました。

今の仕事がひと段落したら、故郷に戻り、来た人たちの身体と心を癒す、あたたかなカフェをひらくという夢です。

小さな畑で農薬を使わずに野菜を育て、その野菜を使って栄養たっぷりなごはんを作り、来てくれた人たちが食を通して、少しでも元気に、笑顔に、穏やかになれる場所を作りたいと思うようになりました。

将来の姿を鮮明にイメージできたからこそ、この闘病の経験もきっと役に立つと思えたのがポジティブに乗り越えられた大きな理由です。

今は、将来のために、日々のごはん作りを研究。野菜ソムリエの試験も受け(この原稿を書いているときに合格通知が!無事に「野菜ソムリエ」になれました)、夫と自分を実験台に、心地のよいごはんを探す毎日です。

食卓

(夫から「おいしい」&「次の日も身体が楽」をもらったメニュー。メインは、車麩のからあげ)

食卓

(友人とのランチで作った野菜たっぷりのワンプレートごはん)

「癒される~」と言いながら笑顔で食べてくれる姿にこちらが元気をもらいます!

在りたい姿をイメージすると、その未来が近づいてくるような気がします。何より未来へ少しずつ進む自分がとても愛おしくなります。

具体的な職業でなくてもいいんです。あなたが在りたい未来、例えば、毎日笑顔で穏やかに過ごしている姿、など、日々どんな気持ちで過ごしていたいのか。まずは半年後からイメージしてみてはどうでしょうか?

自分で自分のご機嫌をとれるようになると人生が安定します。ぜひ、あなた自身のご機嫌と取り方、見つけてみてください。

Ricaさんのコラム

9人に1人が乳がんに。私が「乳がん」になったからこそ伝えられること

心地のよい、私らしいキャリアと暮らしの考え方~暮らし編~

朝やってみよう!「自分らしいキャリア」を見つけ直した方法

【浅草】週末は“新モーニング”を楽しもう!台湾麺線と蒸しパンの「Steams」

【蔵前】体にも環境にも優しい!路地裏カフェ「Marked(マークト)」のこだわりモーニング

今回コラムを届けてくれたRicaさんのプロフィール

女性

Ricaさん(会社員/広報)

暮らしの「ハレとケ」を大事にしています。 「ハレ」の日は、家族や大切な人たちが喜んでもらえるように。 「ケ」の日は、日々の健康や暮らしを整えることを意識して。“手でつくる”ことが好きで、味噌に柚子胡椒、梅干し、一夜干しなど旬を楽しんでいます。Instagramでは毎日にある、愛おしい、美味しいものたちを発信。ひと手間かけて“すき”を大事にすると、どんどんなりたい自分に近づいていきます。あなたの暮らしのヒントになりますように。夫婦ふたり暮らし。
Instagram:@everydayhappy_life/

朝美人アンバサダー2022のみなさんのプロフィールはこちら >>(https://asajikan.jp/ambassador_2022 

 

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朝時間アンバサダー

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