「糖質制限」と「カロリー制限」…ダイエットに効果的なのはどっち?

 

おはようございます。朝美人アンバサダーで、ダイエット講師岩瀬結暉です。

ダイエットといえば、よく耳にするのが「カロリー制限」と「糖質制限」。

「どちらの方が痩せるの?」

「身体に負担がないのはどっち?」

など、ダイエット前に迷われる方も多いようです。今日はこの「カロリー制限」「糖質制限」の違いを解説しますね。

カロリー制限と糖質制限の違い

ケーキ

カロリーとはエネルギー量のことで、三大栄養素の脂質・タンパク質・糖質に含まれています。

カロリー制限とは、食物から摂取するカロリーを制限すること。

例えば、1,000kcal分の食事を摂って、1,000kcal分の運動をすると、摂取したカロリーを全て使い果たすことになるので、太ることはありません。

しかし、運動量が足りずに余ってしまったカロリーは、体脂肪として蓄えられるので、太る原因になります。この、摂取カロリーそのものを減らして減量しようとするのが、カロリー制限によるダイエットです。

一方、カロリーではなく、最初に述べた三大栄養素のうち、糖質だけを減らして減量を目指すのが、糖質制限によるダイエットです。

違いについて、ご理解いただけましたでしょうか。

そして、結果から言うと、私はカロリー制限ではなく、「適度な糖質制限によるダイエット」をおすすめしています。

三大栄養素の「脂質」と「タンパク質」は必要

栄養の図

私たちの身体は、ご存じのとおり、タンパク質で出来ています。

髪も肌も内臓も骨も、全てタンパク質がベース。そのため、肉・魚・卵・乳製品・豆類などから摂取できるタンパク質は、ダイエット中も絶対必要と言えます。

また、情報伝達物質であるホルモンや細胞膜は、脂質が材料となっています。1日に1兆個の細胞が入れ替わるとも言われているのですから、その材料が足りなくては新陳代謝もままなりません。

脂質=油と考えがちですが、サラダ油など摂取しなくても構いません。

必須脂肪酸であるオメガ3脂肪酸(アマニ・エゴマ・クルミなどに含まれる)や、青魚・あん肝・ニシンなどから摂取できるEPA・DHAは、ダイエット中も積極的に摂取してほしい脂質なのです。

使われなければコレステロールや体脂肪になるのが「糖質」

砂糖

三大栄養素のうち、糖質は、体内に入るとエネルギーとしての働きしかしません。糖質を減らせば、体脂肪が分解されてエネルギーとして使われるので、痩せてくるのです。

過度に摂取して、エネルギーとして使われなかった糖質は全て体脂肪となりますし、コレステロールにもなります。

卵などは控えているのにコレステロール値が高い、という話を聞くこともあるのですが、その場合は糖質の摂りすぎと運動不足の場合が多いです。

大切なのは「バランス」と「継続できる方法」

野菜やたんぱく質食品

1日に1,000kcalしか摂らないカロリー制限をしても、食事の内容が糖質に偏ったカロリー制限だと、筋肉が減って新陳代謝がうまくいかない上に、エネルギー過多になっている場合があります。

カロリー制限でダイエットをする場合は、栄養のバランスに気をつけましょう。

そして、糖質制限ダイエットをする場合。

1食20~40g以下にする糖質制限にすると、体内に入ってくるエネルギーだけを減らし、タンパク質や脂質で身体を作り、ダイエットが効率よく成功しやすくなります。

ただし、全く糖質を摂らないやり方は、過度に頑張りすぎて辛くなり、長続きしないことも。

糖質制限の場合でも、適度に糖質を摂りつつ、ダイエットを継続しやすい「ロカボダイエット」がおすすめです。

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☆この連載は【毎週火曜日】更新です。次回もどうぞお楽しみに!

 

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しっかり食べても太らない♪朝からはじめるダイエットレッスン

ダイエットインストラクターによる、食事や運動など朝から始められるダイエットレッスンです。
Written by

ダイエットインストラクター岩瀬結暉

たかの友梨ビューティクリニックに20年勤務。 現在はマツエク・ネイル・美容セミナーサロン「お姫さまのまつげ」代表。 食育アドバイザー、生活習慣病予防アドバイザー、日本ダイエット健康協会 食事指導師講師。
HP:https://www.ohimesamanomatsuge.com/
Instagram:@yukinyansa

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