おはようございます。朝美人アンバサダーで、ダイエット講師の岩瀬結暉です。
今回のテーマは、食べながら痩せたい人に人気で、スムージーやスープなどの商品を広告でもよく見かける「置き換えダイエット」。その効果とデメリットを考えてみようと思います。
置き換えダイエットとは?
置き換えダイエットとは、普段の食事を低カロリードリンクやスープなどに置き換えるダイエットのことです。
1日3食のうち、1~2食を置き換えダイエット用の低カロリー食品にすることで、摂取カロリーを抑えることができ、手軽にダイエットができるというもの。
低カロリーなのに、1日に必要な栄養素がすべて入っているものも。逆に、タンパク質などが少ししか入っていないものもあります。
スムージーやプロテインバー、スープやレトルトの食事など、いろいろなタイプの商品があります。
置き換えダイエットには効果があるの?
以前もお伝えした通り、食事制限をして最初に落ちる体重は、体脂肪ではありません。胃から腸に溜まっている排泄物や体内の水分が抜けて、軽くなっただけです。
脂肪を1kg燃焼するには、7,200kcalの消費が必要です。1日1,800kcalを消費している人なら4日絶食すると、やっと体脂肪が1kg減る計算になります。
つまり、1日1食の置き換えをしても、他の食事でカロリー過多になると、効果は感じにくいはず。食事の量や栄養素のバランスが悪かったり、脂肪になりやすい時間帯に食べてしまうと、置き換えをしてもなかなか痩せません。
もし、置き換えダイエットを取り入れたいなら、夕食がおすすめです。
その他の食事は野菜や海藻を多く、タンパク質は1食で20g以上食べる、低糖質をこころがけて間食はしないなど、トータルでカロリーや糖質をおさえるというダイエットの基本は守りながら置き換えダイエット食品を利用することで、いつものダイエットより効果が期待できるでしょう。
リバウンドの心配は?
1日のタンパク質が足りておらず、運動量も少ないのに体重が落ちた人は、筋肉が減っている場合が多いです。筋肉量が減ると代謝が落ちて、エネルギーの消費が悪くなり脂肪が増え、リバウンドしやすくなります。
痩せる時は筋肉が減り、脂肪で太るを繰り返すと、以前の痩せていた時と同じ体重になっても、以前よりも太ってみえる…という現象がおこります。
筋肉を減らさないようダイエットするためには、タンパク質の摂取と程度な運動が必要です。
また、糖質の多いダイエットジュースやシェイクなどは、飲むと一時的に空腹が癒されますが、その後すぐに空腹が襲ってくる商品もあります。
それならば、1食は全く断食して、16時間ダイエットにしてしまった方が、細胞内のエネルギーを作るミトコンドリアが活性されて痩せやすくなります。
置き換えダイエット用の商品を取り入れるときは、置き換えるだけでなく、1日の食事でとれるタンパク質や糖質の量を意識してみてください。
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置き換えダイエット食品、と一口にいっても、その成分はさまざま。栄養素をよく吟味して、自分に合う商品を選んでくださいね。
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☆この連載は【毎週火曜日】更新です。次回もどうぞお楽しみに!