フードスタイリストの河合真由子です。猛暑厳しい今年の夏。そんなときにこそおすすめしたいのが「冷凍食品」です。
今日は、そんな冷凍食品を「朝ごはん」に上手に活用するアイデアをご紹介します。
猛暑にも助かる「冷凍食品」
(ピカールの冷凍食品)
以前、こちらの連載でも何度か「冷凍食品」についてご紹介した記事を書かせていただきました。コロナ禍になり、外出頻度が少なくなっている昨今では、家にストックしておける冷凍食品は本当に助かります。
少し前なら、お弁当のおかずやチャーハンなどの調理品が多かった印象ですが、昨今は、カット野菜やお肉など未調理の素材や、ご飯、主菜、副菜が1つのパッケージに入っていて、温めるだけで一食分のごはんが整う便利な商品も増えてきています。
また、冷凍食品を販売するメーカーも増えました。有名なところでいえば、フランスのピカールや、無印良品。また、コンビニエンスストアでもオリジナルのPB商品を開発し販売しており、ラインナップ数もクオリティもアップしながらどんどん広がっている印象です。
一昔前までの「冷凍食品=体に悪そう」というイメージも、最近では使用する食材を国産食材に絞ったり、農薬を使用しない食材にするところもあり、変わってきたのではないでしょうか。
また、ピカールのように、普段家では口にすることが難しいフランスのお惣菜などが手軽に手に入るなど、むしろ冷凍食品があることで自宅での料理のレパートリーが増えて、かなり好意的になっているとおもいます。
暑いときは、火をつかった調理が面倒に感じたり、お買い物そのものが億劫に感じられます。そんなときに、自宅にレパートリー豊富な冷凍食品があれば、本当に便利で助かると思います。
おすすめの冷凍食品とひと手間アレンジアイデア
ここでは、市販の冷凍食品を使ったひと手間でできるアレンジ朝食のアイデアをご紹介します。
卵料理のつけあわせに「冷凍パプリカMIX」
カット野菜は、時間のない朝に大助かりの一品。目玉焼きやスクランブルエッグの付け合わせに、同じフライパンでさっと炒めるだけでもう一品完成させられます。
また、赤、黄、緑のおいしく見える3色が揃っているので、地味になりがちな食卓が一気に華やぎます。
冷蔵庫に何もないときの救世主、焼成タイプの「冷凍パン」
お買い物にいけないときに助かるのが冷凍パン。
オーブンで焼くだけのタイプなら、手軽においしく焼きたてパンをいただくことが可能。本当になにもない朝でも、焼き立てパンがあるだけでちょっとリッチな気分になれます。
使い残しを防ぐ「冷凍アボカド」
アボカドは、一度カットしてしまうとすぐに食べきらないと色が悪くなってしまいます。
冷凍アボカドなら、使いたいときに使いたい分だけを使えるので、食材を無駄にする心配がありません。朝のサラダに添えたり、人気のアボカドトーストや、スープやスムージーへのアレンジなども気兼ねなく使えます。
自宅での食材冷凍で気をつけたいこと
自分で食品を冷凍するときのヒント
ここまでは市販の冷凍食品についてご紹介してきましたが、お家でよく料理をされる方は、「食材の使い残し」などを冷凍することもあると思います。
そんなときに便利なのが、アルミなどの熱伝導のよいトレーです。
冷凍といえども、適切に冷凍しなければ食材の劣化につながります。
使い残しや作り置きを冷凍する場合は、食材をラップに包み、アルミのトレーに平たく並べて冷凍庫に入れれば、急速に冷やすことができ、食材を傷めることなく素早く凍らせることができます。
冷凍庫はすっきりと
また、冷凍庫の中の整理も、上手に冷凍食品を活用するためのポイント。
私の場合は、冷凍庫を、肉、魚、野菜、デザート・パンコーナーに区切っています。区切りには、文房具売場にある、間仕切りやファイルケースが役に立ちます。
そして冷凍食品は、冷凍保存袋にいれてすべて立てて保存。そうすることで冷凍庫を開けたときにすべての食材を見渡すことができるので、使い残しや無駄がなくなります。
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いかがでしたか?
残暑が厳しい日々には、冷凍食品のストックが朝ごはんづくりにも役立ちます。カット野菜や、冷凍パンなど、ひと手間加えるだけで簡単に朝食にもアレンジできるので手抜き感もなく、毎日の朝ごはんのバリエがひろがります。
暑い時期こそ、冷凍食品を活用して、しっかり朝ごはんを食べて、残暑をのりきりましょう。
フードスタイリスト 河合 真由子
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