おはようございます。フードスタイリストの河合真由子です。
朝のスープは、食欲がないときでもするっとお腹に入るもの。何よりも、寒い朝に効率よく栄養がとれて、胃にも優しいのがスープの魅力です。
今日はそんな野菜スープを、スープの素なしで簡単に作れる方法をご紹介します。
基本を押さえればスープは簡単!
朝の野菜スープ。普段おうちにある野菜でできるだけ時短で作れることが大切なポイントですよね。
以下のような組み立てで考えれば、おうちにある野菜でぱぱっと手軽にスープが作れるようになります。
スープの素いらず!野菜スープの作り方
1) 鍋にオイル(オリーブオイル等)を入れる
2) 香味野菜を炒める(ハーブやスパイスを入れても◎)
3) メインの具材を入れる
4) 水を加えて煮込む(水で煮込んだあとに牛乳、豆乳などを加えても)
5) 塩、こしょうで味を整える
香味野菜は、通常は玉ねぎであれば甘みと旨味の素になり、美味しく仕上がります。レシピによってはネギを加えたり、また生姜やにんにくを入れても風味よくなります。
ポタージュスープにしたい場合は、(3)でメインの具材を入れる際に、予めレンジ加熱したじゃがいもを加えて一緒に煮込み、牛乳や豆乳などを加えクリーム状に仕上げるだけです。
また、余裕があるときは具材にタンパク質を加えたり(サラダチキン、落とし卵など)、後乗せでタンパク質を足す(粉チーズ、カリカリベーコンなど)と、さらに味わい深く、また食べごたえも出ます。
効率よし!一番簡単なトマトスープ
前述の野菜スープの作り方に従って、一番簡単に作れるトマトスープのレシピをご紹介します。
<材料>1人分
- ホールトマト缶 1/2缶
- 水 100g
- にんにくみじん切り 1/8かけ(またはチューブのおろしにんにく1cm程度)
- オリーブオイル 大さじ1
- バジル 2枚
- 塩 ひとつまみ
<作り方>
1) 鍋にオリーブオイル、にんにくみじん切りを入れて弱火で加熱する。
2) 香りがたってきたら水、ホールトマトを潰し入れ、バジルを適当な大きさにちぎって加え蓋をして中火で10分加熱する。塩で味をととのえる。
そのままで美味しいですが、お好みでモッツアレラチーズを加えて食べるのもおすすめです!
ミキサーいらず♪ブロッコリーポタージュスープ
次に、ミキサーやハンドブレンダーを使わずに作る、とろり濃厚なポタージュスープのレシピをご紹介。
ポタージュスープは長時間煮込んだり、ミキサーなどで撹拌する作業がちょっと面倒ですが、事前に食材を電子レンジ加熱することで、ミキサーを使わずに作れますよ◎
<材料>2人分
- ブロッコリー 120g
- じゃがいも 小2個
- 玉ねぎ 小1/4個
- 水 400cc
- 牛乳 150cc
- オリーブオイル 大さじ1
- 塩 小さじ2/3
- こしょう 適量
<作り方>
1) ブロッコリーは小房に分け、耐熱容器に入れる。水大さじ1を加え、ラップをして電子レンジ(600w)で2分加熱する。
2) じゃがいもは皮を洗って1個ずつラップに包み、電子レンジ(600w)で3〜4分加熱し、そのまま10分おいて皮をむく。玉ねぎは繊維を断ち切る方向に薄くスライスする。
3) 鍋にオリーブオイルを熱し、弱火で玉ねぎを炒める。玉ねぎが透き通ってきたら、ブロッコリーを加え、さっと炒めて水を加え蓋をして中火で1煮る。途中木べらでブロッコリーを潰し、完全に潰れるまで15分ほど火を通す。
4) じゃがいもを手で割り入れ、さらに5分加熱する。じゃがいもを木べらで均一になるように潰し、牛乳を加え、塩、こしょうで味をととのえ、弱火でひと煮立ちさせ器に盛る。
時間がかかる野菜の加熱は、電子レンジにおまかせ。じゃがいもは余熱で火を通すことでほっくりした仕上がりに。ブロッコリーは木べらで潰れるぐらいまでしっかり火を通すことがポイントです。
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いかがでしたか?
朝に手軽に栄養がとれる一品として、嬉しいスープ。様々な具材をカットして長時間煮込むスープも美味しいですが、朝はできるだけ少ない食材で手軽にできると嬉しいもの。
野菜スープなら、メインの野菜は1品。味付けは塩、こしょうのみでも、作り方の公式を覚えておけばおいしく作れます。
また、一見手強そうなポタージュスープも、電子レンジを上手に活用することで、短時間でしっかりとろみのついたスープに仕上がります。
寒い朝の一品に。ぜひスープの素を使わない野菜スープをお試しください。
フードスタイリスト 河合 真由子
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