朝読書におすすめの本をご紹介する『まっこリ~ナのCafe BonBon』。小説やエッセイ、暮らしや料理の本など心に効く本をセレクトしています。
今日の「まっこリ~ナのカフェボンボン」の本棚は、日曜日の絵本。
春はすぐそこと思っていたら、今日はもう春風に包まれていました。桜も咲き始めましたね。どんなときも季節はいつもと変わらずめぐっていきます。春を胸いっぱいに感じる2冊です。
『さくら』
文:長谷川摂子/絵:矢間芳子
出版社:福音館書店
まさに今、桜は一年でもっとも華やかな姿を見せようとしています。やがて、花びらは散り、緑の葉っぱが芽吹き葉桜になって……。
本書では、桜の豊かな一年を追い、一本のソメイヨシノの四季を一目でわかるように描きます。春夏秋冬、桜はちっとも休まずに日々営みを続けています。大地に根を張り、静かに着々と。一年を通して、桜の木を見上げたくなる。桜への愛おしさが込み上げてきます。
『つくし』
作:甲斐信枝
出版社:福音館書店
絵本のページをめくれば春の空気が立ちのぼる。つくしの生態を美しい水彩画で描いた、春らしい絵本です。
「つくしははるのすてきなごちそう」っていいな。もうつくし出たかなと思うのも、つくしんぼを摘みに出かけるのも、料理して食べるのもみんなごちそう。
四季を通じてつくしがどんなふうに育っていくのかをていねいに描いています。地面の下でつくしの地下茎が繁茂したり、春風にけむりのような胞子を飛ばすようすなどもよくわかります。タンポポやオオイヌノフグリにまじってつくしが伸びる。今にも土手や野原が緑になって、春がやってきます。
くわしくはこちらの記事をどうぞ。
*『さくら』
*『つくし』
イマジネーションが広がる日曜日。
一冊の素敵な絵本と出会ったら、いつもと少しだけ違う月曜日が始まります。
楽しいにちようびを。
Love, まっこリ〜ナ
「まっこリ~ナのカフェボンボン」を読んでくださってありがとうございます。「カフェボンボン」が心ときめく本との出会いの場となりますように。
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