今日のカフェボンボンは、『さくら』。
桜の豊かな一年を追った美しい絵本です。
『さくら(かがくのとも絵本)』
文:長谷川摂子/絵:矢間芳子
出版社:福音館書店
まさに今、桜は一年でもっとも華やかな姿を見せている。花びらが散り、緑の葉っぱが芽吹き葉桜になる。
そのあたりまでは桜のことよく見ているけれど、そのあとは……?という方も多いかもしれません。
本書は一本のソメイヨシノの四季を一目で分かるように描いています。小さな赤い実をつける。雨の恵みを受け葉を茂らせる。やがて夏がくると、木は虫たちの楽園となる。
春夏秋冬。桜はちっとも休まずに日々営みを続けています。大地に根を張り、静かに着々と。
桜の「朝時間」は、小鳥たちがやってくる朝。
「ひよどりさん、はなのみつをすってもいいですよ」
桜への愛おしさが込み上げてきます。お花見の時期以外にも、桜の木を見上げてみてください。
Love, まっこリ〜ナ
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